いつモノコト

無印良品の「吊るせるケース」で旅の小物をギュッと収納

無印良品「ポリエステル吊るせるケース着脱ポーチ付」

旅行の荷造りをする時、悩ましいのが小物類の収納。とくにバスルームや洗面所で使うグッズはかさばる上に、収まりが悪い。「どうにかコンパクトにバッグに収納できないものか」といつも頭を悩ませていたのです。

そんな時、無印良品で見つけたのが、この「ポリエステル吊るせるケース」(1,590円/税込)です。無印にはこのほかにも「吊るせるケース」のシリーズがありますが、筆者はコンパクトさを重視して、ポーチ付きの三つ折りバージョンを購入しました。

広げるとこのような感じ

パチンととめられるプラスチックのバックルを外して広げると、中央部分にはメッシュのポーチ、その両脇にはメッシュのファスナーポケット、右側には収納できるハンガーフックがついています。

収納時にジャマにならないよう、フックを収納するカバー付き

このハンガーフックのおかげで、商品名通り「吊るせる」わけです。仕事で訪れるビジネスホテルをはじめ、宿泊先ではユニットバスにこのケースを吊すのが筆者の定番。洗面所にはひっかける場所がたくさんあるので、使いやすい場所に吊せるのが画期的なのです。

ハンガーフックの付け根はクルクルと回転するので、壁に設置されたフックにも、タオルハンガーにも無理なく引っかけることができます。しかもケースの表面はポリエステルなので、水や汚れにも強そうな感じ。

ホテルの洗面所によくあるフックにもかけられる
タオルハンガーにかけられるのも便利

さらに、中央のポーチはスナップボタンで簡単に取り外せるというすぐれもの。筆者はこのポーチにコスメグッズを入れています。洗面所でメイクできる場合は取り外して使いやすい場所に置きますが、場所によっては狭かったり、環境が悪かったりしますよね。そんな時は部屋に移動し、デスクで化粧をするわけです。「ポーチだけを取り外して移動できるのは、意外と便利だな」と実感できます。しかもメッシュで中身が見えるので、小さいアイテムもガサガサと探さずに済みます。

スナップボタンは2カ所あり、パチパチと取り外せる

収納する基本アイテムは、必要最低限のコスメグッズ(すべてポーチに収納)、メイク落としのシート、コンタクト用品、試供品の基礎化粧品、綿棒、洗顔時に髪をまとめるターバン、ヘアブラシ、歯ブラシなどです。2つ付いているメッシュのポケットには細かいものを収納。意外と多くのものがこのケースひとつに収まります。

収納済のケース
中身を出してみるとこんな感じ

最初は「こんなに入れてしまって、閉められるのか」と思いましたが、バックルをアジャスターで調整することで、きちんと閉じることができました。

収納後に閉じたケース
何も入れていない状態と収納後。厚みはずいぶん変わる

正直、けっこう分厚くなりますが、キュッときつめに締めることですき間がなくなり、中の物が動くことなく固定できます。ここも筆者のお気に入りポイントです。

実際のところ、このケースを購入してから旅に持っていく小物のカサが一気に減りました。それまでは洗面具とコスメケースを分けて収納していましたし、どちらも収まりが悪くすき間だらけだったためカサも大きくなっていたので。今はこのケースにコンパクトに収納できるので、旅の荷物もひとまわり小さくなった感じです。

筆者は黒いバッグが多いため、バッグの中にあっても見つけやすいグレーを選びましたが、このほかに黒、ネイビーのカラーバリエーションがあります。使い道もいろいろで、友人はこのケースに充電器、USBケーブル、ワイヤレスイヤホンなどのガジェット系小物をひとまとめにしていました。

なおサイズは、約120×180×45mm。旅以外に日常生活でも便利に使えそうなので、スタイルに合わせてさまざまなアイテムを収納して、このコンパクトさと快適な使い心地を体感してみてはいかがでしょう。

中野悦子