いつモノコト
無印の「洗えるマットレス・固クッション」。三つ折りが布団派にうれしい
2019年11月2日 10:00
秋到来。というよりも、この前までやたら暑かったのにあっという間に冷え込んでまいりました。秋は睡眠の秋とも言われておりまして、ぐっすり眠れるよい季節です。そんな眠くてしかたがない皆さんに、無印良品のマットレスをご紹介します。
わが家は布団派なのですが、布団はどうしても底づき感があります。たまに出張してベッドに寝ると「ベッドは違うな」と思うことしばしば。もちろん布団の下に敷く補助的なマットレスもあるにはありますが、やはり「分厚さ」が違うのです。
いっそベッド用のマットレスを床に直置きする方式も考えましたが、それが見た目にいい感じになるのは寝室がやたら広い場合のみ。狭いから畳める布団を使っているので本末転倒です。
寝心地はベッド用マットレス。使い勝手は布団
そんなことを考えつつ、いろいろと調べていたら、ついに理想のマットレスを発見しました。それが無印良品の「洗えるマットレス・固クッション」です。価格はスモール44,900円(税込)からで、シングルは49,900円(同)。
機能がそのまま商品名になっていますが、このマットレスにはもうひとつわが家にとって大切な機能があります。それは三つ折りできるということ。つまりよくある布団用マットレスのように三つ折りして収納したり、部屋の隅にまとめておける優れものなのです。
厚みは13cmと、布団では体験できない安心感。もう底づき感とはおさらばです。そして、商品名に「固クッション」と入っている通り、普通のコイルマットレスなどに比べると固めの寝心地。これも私にとっては寝やすいポイントです。沈み込むような寝心地は求めていないのですね。なにせ布団派なので。
柔らかではないけれど、底づき感を感じないちょうどよさ。床に直置きして収納もできる三つ折りタイプなうえ、適度な固さ、寝心地は、まさに布団派のためのマットレスと言っても過言ではありません。ただし無印良品オンラインストアでの取り扱いは「ベッド」カテゴリー。布団派のための商品とは思っていないはずですが。
中材をジャバジャバ洗えて気持ちいい
この適度な固さの秘密は中材にアリです。コイルやスプリングではなくポリエチレン素材を使用しています。ポリエチレンが茹でる前のインスタント麺みたいになっており、この立体構造で身体を支えてくれます。
実はこの構造、エアウィーヴに似ています。エアウィーヴに寝たことがないですし、そもそもエアウィーブはベッドや敷き布団に重ねて敷く使い方なので、比較する対象ではないのですが、価格を考えるとなんとなくお得な気分です。
そして「洗えるマットレス」と謳っているように、中材をシャワーでジャバジャバ洗えてしまいます。実際に洗ってみると、数週間使っただけで細かいホコリが流れていくこと! 非常にさっぱりした気持ちになります。逆に洗えないマットレスは「かなり汚いんだろうな」と思ってしまいました。なお、表地にコットンを使用しているカバーも洗濯機で洗えます。
洗えるというメリットは、単純に“清潔で気持ちがいい”ということだけでなく、乳幼児・幼児がいる家庭や介護の現場にもいいだろうな、と思います。オムツ漏れや体調不良による嘔吐などがあったとしても、全部洗ってしまえばいいのです。お子さんのおねしょ(夜尿症)対策にはうってつけかもしれません。
思えばまだ娘が幼い頃、突如夜中に嘔吐をもよおし、洗面器やタオルが間に合わないこともありました……。もっと早くこのマットレスに出会いたかったところです。
展開サイズも豊富で、もちろんベッドに合わせてもOK
サイズはスモールから、シングル、セミダブル、ダブル、クィーンまで選べます。特にスモールが選べるのが無印良品のいいところです。日本の住宅事情をよく考慮してくれています。戸建でもマンションでも、普通の寝室や子ども部屋はそんなに広くありません。なので、娘たち用にはスモールサイズをセレクトしました。
なんと娘たちはこれを機に布団派からベッド派に切り替えてしまいましたが、それはそれで使い勝手は上々です。やはり通風のためにマットレスを起こせるのがいいですね。おそらくカビの発生を抑えられる気がします。掛け布団を干す日は、マットレスもベッドの上で干す、といった習慣になりそうです。
布団派にもベッド派にも衛生的で取り回しやすい無印良品の洗えるマットレス・固クッション。無印良品の大型店舗なら店頭にベッドも置いているので、実際に寝心地を体感できるはず。マットレスは柔らかめより固めの方が好み、という方は一度試してみる価値ありです。