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SEOの基礎 Googleに評価されるサイトを作り集客力を強化しよう
2023年12月6日 10:00
みなさんは「SEO」という言葉を聞いたことはあるでしょうか? SEOはみなさんの身近にあるホームページやブログなどと密接に関わっており、必要不可欠な存在なのです。そんなSEOについて紹介します。また、SEOの基礎知識に関する無料オンラインセミナー「AI時代も変わらないSEOの基礎講座」を12月12日に実施します。
この記事はインプレス刊『いちばんやさしい新しいSEOの教本 第3版 人気講師が教える検索に強いサイトの作り方 E-E-A-T対応』(江沢 真紀 著/コガン・ポリーナ 著/西村 彰悟 著)の一部を編集・転載しています(編集部)
SEOとはなにか
SEOにどんなイメージがあるでしょうか? なんとなく知っているという人の中には、「SEOはホームページやブログなどの検索順位を上げるためのもの」と認識している方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、SEOは検索順位を上げるためだけのものではありません。SEOとは「検索エンジン最適化」というマーケティング手法であって、広告ではありません。検索エンジンの向こう側にいる訪問者のニーズに応える商材やサービスを用意し、使いやすいサイトにしていく最適化の方法です。効果が出るまでに時間もかかります。このようなSEOの本質を理解していくことが非常に重要です。
訪問者の検索ニーズにフォーカス
訪問者が検索するキーワードはSEOの肝となる部分です。訪問者の目的は何か、キーワードに込められた意図は何かを考えることがとても重要です(図1参照)。キーワードとは、検索エンジンで実際に使われる言葉のことです。
このようなキーワードを考えていく際には、想像に頼らずキーワードツールを使っていきましょう。本書ではGoogle広告から利用できる「キーワードプランナー」などを使用しています。これを活用することで、ユーザーがどんなキーワードでよく検索し、派生語からどんな意図があるのか汲み取ることができます。
業種別に最適なサイト構成を考える
訪問者の検索ニーズを調査したあとは、サイト構成を考える段階に移ります。ここでSEO的に重要なポイントは、「検索ニーズ=訪問者の目的」ですので、検索ニーズからサイト構成を考えることに焦点を当てていきます。サイトの全体像をしっかり決めていくことがポイント。流れとしてはまず、「サイトマップ」を作ってサイトの構造を把握し、そこにターゲットキーワードを配置した「キーワードマップ」というものを作ります(図2参照)。
最適なサイト構造は業種ごとに異なります。時間のかかる作業ではありますが、根気強く訪問者のニーズに向き合うことが自身のサイトの最適化につながります。
SEOの効果を高めるため、サイト内外の対策を実施
サイトの構成を考えたら、次はサイトの内側と外側に注目。「内部対策」でまず重要なのは画面の最適化。もちろん対象はスマホサイトです。トップページやカテゴリページ、記事ページなど各ページに掲載する要素やコンテンツ、SEO的にNGな点を理解してサイト内部を最適化していきます。例えばよくあるハンバーガーメニューは検索エンジンに評価されるのでしょうか? どんなメニューを置くとよいのでしょうか?(図3参照)。
画面のSEOポイントはPC時代から大きく変化しています。最新の要件をしっかり理解することが重要です。
「外部施策」では他のサイトから受ける被リンクのほか、X(旧Twitter)などのソーシャルメディアやYouTubeとSEOの関係性などについて理解を深めることが重要です。
最近は被リンクだけでなく、サイテーションも重要です。サイトの外側でいかに話題を作るか、言及を発生させるかが、「人気」という指標となり、長期的にSEOの効果につながるのです。ソーシャルメディアやYouTube、店舗があればGoogleビジネスプロフィールなど、サイトの外での施策にもしっかり注力しましょう。
E-E-A-Tを見据えたコンテンツマーケティング
次に実施するのは「コンテンツを作る」ことですが、ここで意識するべきことが「E-E-A-T」です。E-E-A-Tは、4つの単語から構成されており(図4参照)、もともとはE-A-Tでしたが2022年12月にE(Experience:経験)がもう1つ追加されE-E-A-Tになりました。Googleが2023年現在、非常に重視する概念です。
E-E-A-Tはサイト全体に関係することですが、特に記事などの読み物コンテンツを作る際に影響します。E-E-A-Tの専門性や権威性、信頼、そして最近追加になった経験がとても大事なのです。これらがしっかり盛り込まれたコンテンツ作りができれば、Googleに評価されるでしょう。
また、「誰が」書いているかの著者情報も重要です。昨今メジャーになったChatGPTなどのAIに丸投げして書かせて本当に大丈夫でしょうか? 信頼して読めるコンテンツがE-E-A-Tの観点からとても重要なのです。さらにコンテンツはユーザーの「知りたい」「やりたい」のニーズに応える必要があり、本書ではキーワードツールを用いた調査からテーマを決めコンテンツの構成案を作る一連の作業を紹介しています。
SEOの技術や分析も重要
SEOにはサイトの技術的な修正も不可欠です。修正には開発担当者の手も借りますが、円滑にやりとりを進めるためにも、Web担当者が知っておくべき技術要件というものがあります。初心者の方にとってこのあたりは難しく感じてしまう部分もあると思いますが、大切なことです。サイトを運営していると起こるURLやリダイレクトの問題、JavaScriptの適切な使用など、難しい内容もありますが、少しずつ理解していきましょう。また、Googleが提供するSearch ConsoleやGoogleアナリティクス4もSEOの分析に必須です。どんな観点で見るべきか理解を深めましょう。
まとめ
ここまでSEOとはなにか、どんなことをするのか、なんとなく流れがつかめましたでしょうか? 上記のような本質的なSEO対策を実施すると、Googleなどの検索エンジンに評価され、集客につながるでしょう。SEOが日本でポピュラーになって20年以上経過しています。古い知識をアップデートし、いま必要な対策をしっかり行なうことが重要なのです。
無料SEOセミナーを実施
本書の発売記念に、いまの時代に必要なSEOの基礎知識や、SEOでよくある質問に解説するセミナーを実施します。初心者向けに「そもそもSEOとはなにか」「Googleの最重要コンセプトであるE-E-A-Tの対策」「いまのSEO対策でやるべきこと」などをわかりやすく解説します。
実践で活かせる内容が盛りだくさんです。参加費は無料で、どなたでも視聴いただけるので、ぜひご参加お待ちしております。初心者の方も大歓迎です。
日時:2023年12月12日(火)15:00~16:30
会場:Zoomミーティングにて
※URLは後日お知らせいたします
参加費:無料
参加特典:電子書籍の20%割引クーポン
定員:300名 ※お申し込み多数の場合は先着順
主催:株式会社インプレス
セミナーへのお申込み
https://book.impress.co.jp/pr/form/seminar231212.html
・価格:1,848円
・発売日:2023年11月16日
・ページ数:256ページ
・サイズ:A5判
・著者:江沢 真紀/コガン・ポリーナ/西村 彰悟
・内容
Chapter1 SEOの目的と考え方を身に付けよう
Chapter2 検索意図を探って有効なキーワードを見つけよう
Chapter3 業種別に最適なサイト構成を考えよう
Chapter4 適切な内部対策でSEOの効果を高めよう
Chapter5 質の高いサイト外施策でWebサイトの価値を高めよう
Chapter6 E-E-A-Tを見据えたコンテンツマーケティング
Chapter7 技術的な問題を解決して優れたWebサイトを目指そう
Chapter8 SEOの効果を分析してさらなる改善を進めよう