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KDDIとELYZA、フィジカルAI新会社 30年度までに300億円投資
2026年10月27日 11:58
KDDIとELYZAは、フィジカルAI事業を推進する新会社「ELYZA Robotics」を設立し、10月1日に事業を開始した。KDDIグループとして2030年度までに研究開発へ300億円を投資し、300名以上の専門組織を構築。実際の現場に1,000台以上のロボットを導入することを目指す。
新会社は、ELYZAやKDDI総合研究所などの専門人材を集め、研究開発から社会実装までを一貫して担う。事業の柱は、ロボット基盤モデルなどの研究開発、現場業務へのロボットの組み込み、研究開発と運用を支えるフィジカルAIプラットフォームの開発の3つ。
研究開発では、画像と言語を統合的に理解するVLM(Vision-Language Model)や、ロボットの行動を出力するVLA(Vision-Language-Action Model)などを開発する。人の目線で記録した作業データの取得や、シミュレーター上で現場を再現する技術にも取り組む。KDDIの通信ネットワークやAI計算資源基盤「デジタルベルト」、遠隔監視拠点も活用する。
現場への導入では、2026年から幅広い現場でPoC(概念実証)を実施。国内外のロボット事業者から産業用ロボット、四足歩行ロボット、ヒューマノイドなどを調達し、業界や用途に合わせて提供する。
小売業では棚卸しや品出し、接客、物流業では運搬や欠品検知、製造業では精密作業などを想定。ローソンやソラコムなどのKDDIグループ各社、パートナー企業と連携して実証・導入を進める。サービス業に加え、将来は農業や建設業への展開も目指す。
フィジカルAIプラットフォームとしては、基盤モデルの開発や現場データの蓄積・活用を支える研究開発用と、分散推論や遠隔監視、複数ロボットの協調作業を支える実利用向けの2つを開発。現場で得たデータや知見を研究開発に還元する。
所在地は東京都文京区本郷三丁目15番9号。資本金は1億円。

