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シャープのマスク「5周年」 コロナ禍で誕生し注目
2025年3月24日 14:39
シャープがコロナ禍におけるマスク不足に対応するため、2020年に開発・販売を開始した「不織布マスク」が5周年を迎えた。
シャープでは、新型コロナウイルスの感染拡大により国内で発生していたマスクの供給不足に対応するため、2020年2月に日本政府からの生産要請をうけ不織布マスクの生産を決定。3月24日から液晶パネル工場(三重工場)で生産を開始し、日本政府向けの出荷を開始した。
4月21日からは一般消費者向けの販売を開始したが、販売サイトへのアクセス数急増で急遽発売を延期。27日から販売方法を抽選販売に変更した。当時の価格は1箱50枚入で2,980円(税・送料別)。
初回の応募総数は約470万件で、40,000箱を販売した。5月に行なわれた2回目の抽選では、応募総数約680万件に対して6万箱を販売。その後も抽選販売を続け、11月には生産・出荷累計1億枚を突破、2021年3月には2億枚を突破している。抽選販売は2024年11月で終了した。
また、2021年には六角形をベースとした立体構造(立体クリスタル形状)を採用して口元の空間を確保した新型マスク「シャープクリスタルマスク」も発売している。
2025年3月24日にマスクの販売開始5周年を迎えるにあたり、キャンペーンも開催。マスク購入者の中から抽選で合計555名に、コードレススティック掃除機などシャープ製品が当たる。また、アプリ内の抽選に参加し当たりが出ると、不織布マスク購入時に利用できる割引クーポンも提供する。