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メルカリ、ペダル付き電動バイク・電動モペットの出品禁止
2025年3月24日 11:35
メルカリとメルカリShopsは、4月21日からペダル付き電動バイクの出品や販売を禁止し、削除対象とする。
パーソナルモビリティ安全利用官民協議会によるペダル付き電動バイクの販売等におけるガイドラインの改定に伴い、メルカリおよびメルカリShopsでは、ガイドラインの要件を満たす取引を行なうことが困難であるという判断に至ったための措置としている。
削除対象となる商品は、ペダル付き電動バイク、ペダル付き原動機付自転車、フル電動自転車、電動モペット。
ペダル付き電動バイクとは、原動機のみで走行できることに加え、ペダルを用いて自転車のように走行することもできる車両。呼称として、ペダル付き電動バイクのほか、ペダル付き原動機付自転車、フル電動自転車、電動モペットとも呼ばれている。
同車両は、一般原付以上の車両にあたるため、公道等を走行する場合には運転免許の取得と携帯が必要。 他にも、ナンバープレートの表示、車両等の保安基準への適合、自賠責保険等への加入、ヘルメットの着用などが求められる。また、販売時に運転免許の取得状況などの確認が必要とされている。
ペダル付き電動バイクの販売等におけるガイドラインでは、購入者に対して車両区分を明示するほか、運転免許が必要な旨を購入者に十分に説明することや、購入者が運転免許を受けているかを確認することなどの要件が設けられている。
協議会のガイドライン改定に伴い、メルカリのガイドラインも変更。現在は「法令上の取り扱いにより、メルカリでの取引が困難と判断したもの」という項目において、禁止されている出品物に「特定小型原動機付自転車」が記載されているが、新たに「ペダル付き電動バイク、ペダル付き原動機付自転車、フル電動自転車、電動モペット」が追加される。
メルカリShopのガイドにも、ペダル付き電動バイクの販売を禁止する旨が追加される。また、現在は「フル電動自転車を販売する際の注意事項」といったガイドが存在するが、今後は出品禁止となるためガイド自体が削除となる。
4月21日以降、該当の商品をメルカリ事務局で確認した場合は、順次削除。該当商品を出品、販売している場合は、必ず商品の取り下げをするよう呼びかけている。
なお、法定のアシスト比率等を超えない電動アシスト機能付き自転車については、引き続き出品や販売が可能としている。