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ティアフォー、ハンドル操作不要な「ロボットタクシー」新プロトタイプ
2025年3月21日 18:17
ティアフォーは、ハンドルとペダルの操作が不要なロボットタクシー車両の新型プロトタイプを開発した。3月22日から開催される神奈川県、相模原市、JR東海共催のイベント「未来の乗り物大集合! 最新テクノロジーに『触れよう!』『乗ってみよう!』」で車両を展示する。
新型プロトタイプは、経済産業省による令和5年度補正予算「モビリティDX促進のための無人自動運転開発・実証支援補助金」のうち、自動運転移動サービス用車両開発事業を通じて実現したもの。既存の電気自動車プラットフォームを基に、ロボットタクシーに特化した外装と内装を独自に設計し、自動運転用オープンソースソフトウェア「Autoware」を最適に利用するためのセンサー構成を採用した。
また、大規模言語モデル(LLM)を活用した対話エージェントを新規に開発し、乗車時の目的地設定などのユーザー体験の向上を図っている。
同社では、自動車業界の関連企業がロボットタクシー市場に参入しやすくするため、車両の仕様やソフトウェア構成を含む自動運転システムの設計を公開。これにより、日本発のロボットタクシーの標準モデルを構築し、全国各地におけるロボットタクシーの実用化促進を目指す。