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大阪駅前に「うめきた温泉」 大浴場・溶岩サウナ・屋外プール

うめきた温泉 蓮 エントランス

3月21日に開業する「グラングリーン大阪 南館」では、多彩なグルメやラグジュアリーホテルなどとともに、温浴施設「うめきた温泉 蓮 Wellbeing Park」(以下、うめきた温泉)がオープンする。価格は全日利用可のベーシックプランが3,740円など。オープン前に行なわれた報道陣向け内覧会に参加したので、その全貌をお伝えしていこう。

グラングリーン大阪 南館開業に先立ち、施設全体の内覧会が実施され、その中でうめきた温泉も見ることができた。施設全体の模様は別途紹介している。

グラングリーン大阪 南館全景

うめきた温泉は、グラングリーン大阪 南館の「パークタワー」「ゲートタワー」「サウスタワー」の3棟のうち、ゲートタワーの3階・4階にあり、他の棟とは空中通路などで繋がっている。

うめきた温泉は、温浴・運動・食事・美容・メディテーションの5つのテーマに沿った「ウェルネス・ウェルビーイング」。「関西最大級の健康増進施設」をうたい、天然温泉やサウナ・岩盤浴・温水プールだけでなく、ジム・エステ・健康診断などの健康増進にも力を入れている。また、この施設は「神戸みなと温泉 蓮」と同系列でもあり、これまで神戸で積み上げてきたノウハウが、随所で生かされているようだ。

うめきた温泉 蓮 フロアナップ

天然温泉、マイクロバブルバスなどバリエーション豊富な大浴場

うめきた温泉の源泉は「神戸みなと温泉」にあり、地下1,150mから湧出。泉質はph7.1と弱酸性の炭酸水素塩泉(重曹泉)で、皮膚の表面を柔らかくして余分な脂肪や分泌物を洗い流し、角質を取るため、「美人の湯」「美肌の湯」とも言われる。

男性用浴場、女性用浴場で共通するのは「天然温泉」、1,000ppmを越える高濃度の「炭酸泉」、微細な気泡で身体の汚れを落としてくれる「マイクロバブルバス」、ジェットで体が浮くような感覚を体験できる「フローティングバス」などがある。

天然温泉
マイクロバブルバス。40℃とやや高温
温泉分析表

サウナは、男性側にはローマのスパのようなドライサウナ「テルマエ・パティオ」、女性側には足湯付きの「ナノミストサウナ」を備え、どちらも「ととのう」ための椅子やスぺ―スを完備している。

フィンランド式ドライサウナ(写真は男性用)

パウダールームは、女性浴場のほうが少し豪華だ。「女優鏡」と呼ばれるLEDライト付きの鏡に、ReFaのドライヤーを完備。アメニティも「雪肌精」「N&CO」の2ブランドを選べる。

女性浴場用のパウダールーム
女性浴場用のアメニティ
男性浴場用のアメニティ

温泉・サウナで整ったら、館内着に着替えてフロアに出てみよう。次に伺うのは、男性用・女性用浴場のすぐ隣にある岩盤浴スペースだ。

館内着。写真は女性用

充実の岩盤浴・リラクゼーションスペース

浴場と隣接する「六蓮花」には、全6エリアの岩盤浴・溶岩浴とホットヨガスタジオがある。

六蓮花 入口

「12 STONES」では、寝姿勢で身体全体を温める基本スタイルの岩盤浴を体験できる。種類は「ブラックゲルマニウム」「甲翠」「溶岩(由布院)」「薬黄石」「トルマリン」「木紋石」「緑龍」「化石黄土」「麦飯石暁」「麦飯石東雲」「ブラックシリカ」「溶岩(阿蘇)」の全12種類。

岩盤浴「12 STONES」

また中央部には「ロッキーベンチ」があり、木の薫りに癒されながら汗を流すことができる。

ヒマラヤ山脈の岩塩やイタリア・ヴェスヴィオ火山の溶岩を使用したスペースや、瞑想浴などでじっくり発汗できる。またホットヨガスタジオでのレッスンプログラムなどもある。

ヒマラヤ岩塩の岩盤浴スペース
ヴェスヴィオ溶岩浴

まわりは高層ビルと巨大緑地 非日常の「インフィニティプール」

大浴場と同じ3階の少し離れた場所には、「屋外温水インフィニティプール」がある。このプールからはグランフロント、グラングリーンなどの高層ビル群や緑地・公園を一望でき、眺める景色は昼夜を通じて開放感あふれる。なお、水着着用必須。

インフィニティプール全景
デッキには各種休憩スペースがある

プールは通年で30℃程度に保たれ、年間を通じて入れるとのこと。また屋内にもプールやジャグジー、専用サウナがあり、バーカウンターでは6種類のプロテインを注文できる。

25mの屋内温水プール
ジャグジー

プールの横にあるフィットネスジムは、エアロビクスやバイクエクササズなどを体験でき、レッスンプログラムが実施されるという。「うめきた公園をウォーキング」のような手軽なものもあるそうだ。

フリールームでは、ヨガやボクササイズのレッスンも開催される予定
カウンターで販売されているプロテイン。取り扱う点数が多い

さて、休憩・食事・リラクゼーションスペースがある4階に移動してみよう。階段には、「1段上がるごとのカロリー消費」が描かれており、脂肪の燃焼を意識しながら上がっていける。

健康状態から選べる発酵食や料理人の仕事が見えるライブ割烹

4階の食事スペースには、「御食事処 発酵道 水蓮」「御食事処 ライブ割烹 万蓮」の2店が入る。

御食事処

水蓮は発酵食を活かしたメニューが多数用意され、「美容」「冷え性」「高血圧」「美容」といった健康状態からメニューを選ぶことができるという。

万蓮は料理人の仕事ぶりを生で見る「ライブスタイル」にこだわり、職人が握る寿司や、出汁にこだわるおでんなどが味わえる。

充実のビューティーサロン・ゆったり休憩スペース

「リラクゼーション&ビューティーサロン 美蓮」では、ヤーマン製の美顔器・美容機器などの貸し出しを行なっている。湯上がりの化粧水や美容液、アロマオイルなどは使いきりサイズ、ボトルともに取り扱いがかなり豊富だ。また、新型マシンとハンドテクニックを組み合わせた施術もあるという。

美容機器の貸し出し、アロマのお試しサービスも行なっている

4階には、飲食スペースとしても使える「センターラウンジ」を中心に、多くの休憩スペースがある。

なかでも、個室型の「プライベートブース」は、「arela」ブランドのマッサージチェアと個別モニターが備わり、飛行機のファーストクラスのような個室空間でゆったりくつろぐげる。利用は入館料とは別料金で、アプリから予約できる。

センターラウンジ
プライベートブース
入館者がすべて使用できる休憩スペースにも、コンセントが完備されている

3階の「健康増進サロン」では血圧計・体組成計など使うことができ、計測したデータをもとに健康状態を相談できる。

また併設の物品販売スペースでは、健康食品、ドリンクや、うめきた温泉 蓮グッズを販売している。お土産に、オリジナルのガウン(9,900円)やサウナハット(2,750円)はどうだろうか。

健康増進サロン

営業時間は6時~24時30分(施設により異なる)。主な入館料金は以下の通り。登録無料のアプリ会員に向けた割引も用意している。1DAYパスポートでは、岩盤浴・溶岩浴、屋外温水インフィニティプールも利用可能。

  • ベーシックプラン:平日限定 3,190円/全日利用可 3,740円
  • 1DAYパスポート:平日限定 7,040円/全日利用可 9,020円
  • 岩盤浴・溶岩浴セットプラン:平日限定 4,840円/全日利用可 5,720円
  • 屋外温水インフィニティプールセットプラン:平日限定 5,390円/全日利用可 7,040円