三菱鉛筆、クルトガ初の木製グリップモデル「KURUTOGA Wood」

三菱鉛筆は、シャープペンシル「クルトガ」シリーズの新モデルとして、木製グリップを採用した「KURUTOGA Wood」を3月21日に発売する。価格は3,850円。

クルトガは、芯が斜めに摩耗していく「偏減り」を防ぐ、書くたびに芯が少しずつ回転する機構「クルトガエンジン」を搭載したシリーズ。KURUTOGA Woodは、シリーズ初となる天然木のグリップを採用した。

木の温もりとアルミ製の後軸を組み合わせ、デザイン性と機能性を両立。グリップには、美しい木目と重厚感のある黒褐色が特徴の「ウェンジュ」を使用している。天然素材のため、色味や木目が一本ごとに異なり、それぞれ異なる風合いを楽しめる。軸色はフォレストグリーンとスチールグレーの2色を展開する。

後軸にはKURUTOGA Metalを受け継ぐアルミ製を採用し、ブラスト処理によってマットな質感に仕上げた。機能面では、「KURUTOGA Metal」に搭載された樹脂製パーツ「ニブダンパー」を採用し、筆記時の衝撃を吸収することで、より安定した書き心地を実現。さらに、グリップはペン先に向かって太くなる形状を採用し、握りやすさにも配慮している。

「クルトガ」シリーズは2008年の発売以来、累計販売本数が1億本を突破。学生をはじめ、多くのユーザーに支持されている。今回の「KURUTOGA Wood」は、環境配慮や長く愛用できる文具を求めるニーズの高まりを受け、新たな選択肢として展開される。