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「ファミマふるさと納税」開始 回数券で水1本から店舗受け取り
2025年3月18日 17:17
ファミリーマートは、返礼品をすぐに店舗で受け取れる「ファミマふるさと納税」を3月25日に開始する。返礼品第1弾はコンビニエンスウェア「今治タオルハンカチ」や「津南の天然水」など20商品。
ファミマのアプリ「ファミペイ」から専用サイトに遷移し、自治体と返礼品を選んで寄付をすると、すぐにファミペイ内に電子クーポンが届く。届いた電子クーポンは、全国のファミリーマート約16,500店舗でユーザー自身のタイミングで引換可能。
寄付金の決済方法はファミペイ決済。電子クーポンの有効期限は発行から90日間。
水や日用品を必要な分だけ引き換え
返礼品第1弾は、ファミリーマートプライベートブランド「ファミマル」の「新潟県津南の天然水」、サラダチキン、コンビニエンスウェア「今治タオルハンカチ」など20商品。
ファミペイで発行される電子クーポンは「回数券」タブにあり、引き換えたい枚数を選択可能。例えば「新潟県津南の天然水 600ml 25本」(寄付額:12,000円)という返礼品を選んだ場合、1本から店頭で交換でき、有効期限であれば好きなタイミングで好きな本数を引き換えられる。
なおサラダチキンスティックやファミマルお菓子、今治タオルハンカチは、1つの電子クーポンで複数のフレーバーや柄から商品を選んで引き換え可能。
今回の返礼品選定について同社は、昨今の物価上昇の中で、ふるさと納税の返礼品に日用品を選ぶ人が増えていることを理由として挙げている。
また、寄付金額1,000円や3,000円といった返礼品もあるため、年末に「あと3,000円寄付できる」といったときにも対応できるという。
今後の返礼品には、ティッシュペーパーやトイレットペーパー、冷凍食品(麺類・アイスクリーム)、ファミマカフェのモカブレンドS/Mなどをラインナップ予定。
「これまでのふるさと納税では、返礼品に日用品を注文するとまとめて届いたり、お肉や魚を注文すると肉の塊が冷凍状態で届いたりと、保管場所を確保しなければならないということがありました。ファミマふるさと納税では、ファミリーマートの店舗を物置や冷凍庫として使って、必要なときに必要な分だけ引き換えてもらえればと思います」(ファミリーマート 金融事業本部長 兼 ファミマデジタルワン 代表取締役社長 中野 和浩氏)
また、中野氏は自治体側のメリットとして、「店舗で商品を引換えるという仕様から、個別発送不要のため中間コストを削減できる」と説明した。
ファミマふるさと納税開始にあわせてキャンペーンも実施。期間中、ファミマふるさと納税で合計5,000円以上寄附を申込むと、ファミリーマート商品のファミペイ無料クーポンがもれなく5枚進呈される。交換対象となる商品は、ファミコロ(サクッと衣の牛肉コロッケ)、ルイボスティー600ml、アールグレイティー無糖600ml、ワッフルコーン濃旨ミルクバニラ、味仙本店監修 台湾ラーメンなど。
キャンペーン期間は3月25日10時~4月30日23時59分。クーポン進呈日は6月3日を予定。