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マイナポータル、検索機能でAI活用の実証実験

デジタル庁は、「マイナポータル」で3月19日~26日まで、検索機能におけるAI実証実験を実施する。検索キーワードが不明確な場合に、AIが関連キーワードを提案し、再検索を支援する仕組み。

背景として、従来のマイナポータル検索機能では、キーワード選定の難しさから、目的の行政サービスにたどり着けない課題があった。今回の実証実験では、AIがユーザーの曖昧な検索意図を解釈し、関連性の高いキーワードを提示することで、検索体験の向上が期待される。

利用者は、マイナポータルにログイン後、「さがす」画面でテキスト検索を行なう。検索結果がゼロ件の場合、AI機能の利用が提案される。利用者が同意すると、AIが判断した関連キーワードで再検索が実行される。例えば、「児童手当の申請方法を知りたい」と検索して、結果が見つからなかった場合、関連キーワードで再検索し、検索意図に近いと思われる結果を提示する。

対象となる機能は、マイナポータル「さがす」ページ。実証実験の結果を踏まえ、AI技術の有効性を検証し、本格的な導入を検討する。意見や要望は、マイナポータル各画面下のフォームから送信可能。