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「エキュート秋葉原」4月7日開業 完全キャッシュレス

JR東日本は、秋葉原駅改札内に完全キャッシュレスのエキナカ商業施設「エキュート秋葉原」と、駅型イマーシブメディア「AKIBA WARP」を4月7日にオープンする。

エキュート秋葉原は、JR東日本管内のエキナカ商業施設として初めて、施設内の支払方法をオールキャッシュレス化。多機能ロッカー「マルチエキューブ」も設置し、決済、レジ待ち、商品受取の3つの購買時間を短縮し、エキナカでのよりスピーディーな買い物を可能にする。

配置図

レジ待ち時間の短縮のため、4月中に一部店舗で「JRE MALL オーダー」の店舗受取を開始する。同サービスはモバイルオーダーを核とした、JR東日本のエキナカ/駅ビル注文・受取サービスで、4月の提供開始を予定としている。対象商品を事前に注文・決済の上、受取日時を指定することで、店頭でスムーズに商品を受け取り可能となる。

商品の受け取り時間短縮のためには、「JRE MALL オーダー」のロッカー受け取りに、多機能ロッカー「マルチエキューブ」を活用したサービスを10月以降に試験的に導入する。

同ロッカーは、秋葉原駅では3階5番線(中央・総武線各駅停車)ホーム上に新設予定。同路線を利用する場合は、対象商品を事前に注文・決済することで、1階店舗まで来店することなく移動線上で商品を受け取れる。

店舗数は24ショップで、内1ショップは催事区間。店舗面積は約900m2

注文した商品を多機能ロッカー「マルチエキューブ」で受け取り可能

AKIBA WARPは、約1.8m×1.0m(縦×横)の等身大サイネージを8本の柱に4面ずつ、計32面配置したイマーシブメディア。多面体に囲まれた映像空間を潜り抜ける映像体験が、異世界につながるワープゾーンのように感じられるメディアであることからAKIBA WARPと命名した。

0.9mmピッチの超高精細LEDサイネージにより、きめ細かい圧倒的な映像表現を実現した。音声出力のほか、サイネージ横の柱面・空間上部の壁・一部の床はシート貼りも可能。

東京都のキャップ&トレード制度などを活用しており、CO2排出量を実質ゼロにした「ゼロカーボンメディア」として運用する。

先行開業した駅型ショールーミングスペース「AKIBA CAP」とともに、秋葉原駅の情報発信機能を進化させる。躍動感のあるコンテンツ放映とともに、千代田区観光協会と連携し、訪日観光需要の高い秋葉原駅において、千代田区を代表する観光スポットを紹介する。

AKIBA WARP
観光スポット紹介イメージ