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2%還元の「メルカード ゴールド」登場 メルカリ"売上”も利用額

メルペイは、クレジットカード「メルカード」の上位カードとなる「メルカード ゴールド」を提供開始した。街のお店で最大2%の還元が受けられるほか、利用限度枠を最大300万円に拡大する。年会費は5,000円だが、メルカリでの売買や「メルカード」と「メルペイスマート払い」での購入金額が50万円を超えた場合、年会費無料となる。

また、ショッピング保険や旅行保険、空港ラウンジ利用などの付帯特典も強化している。

メルカードは、メルカリアプリで利用と管理が完結するクレジットカード。「メルカリ」の売上金をカードの利用額に充当できるほか、メルカリの利用実績などで限度額が決まり、メルカリで最大4%のポイントが貯まるなど、メルカリとの連携が特徴。開始2年で発行枚数は400万枚を超えている。

今回新たに、ゴールドカードを追加。現在カード発行の5人に1人がゴールドであることや、ポイント特典など、上位のカードを求める声が多かったことから、メルカードでもゴールドカードの投入を決めたという。

メルカードとメルカード ゴールド

通常利用では、メルカリで1~4%のポイントを付与し、メルカリ以外の支払いで1%のポイントという点は従来のメルカードと同様。メルカード ゴールドでは、利用50万円で2,500ポイント、100万円で7,500ポイント(合計1万ポイント)、200万円で10,000ポイント(合計2万ポイント)のボーナスポイントを付与する。これにより、実質最大2%のポイント還元を実現する。

メルカードでは、メルカリ利用において、1~4%のポイント還元率変更を行なっている。一方で、実際の利用者は、細かい還元率はそこまで気にしていないという。そこで、シンプルに使った額に応じてボーナスポイントを付与する形とした。

利用額や利用履歴はメルカリアプリで確認

メルカリアプリもメルカード ゴールドにあわせて機能強化しており、メルカードの利用額だけでなく、メルカリで売った金額も一覧できる画面を用意。この画面を見ることで、年間の利用額を簡単に把握し、年会費無料対象(50万円)となっているか、ボーナスポイントまであとどれくらいか、などがわかるようになっている。

メルカリアプリで情報を確認できる
利用額をアプリで確認。メルカリで売った金額も入っている。この画面はメルカード ゴールド独自のものとなる
50万円達成
100万円達成

また、メルカード ゴールドの特徴となるのは「メルカリで売った金額」も利用額の対象としていること、通常のカードは支払う(買う)をベースに設計されているが、メルカリでは消費行動には「買うだけでなく売るも入っている」とし、メルカリでの売った金額も“利用”に含めている。

メルカリでは、リユース市場の拡大により、今後「“売る”行動が生活に根付いていく」と判断。メルカリならではの特徴として訴求していく。

カードの裏面は、磁気ストライプが目立たない「ブリードマグ」を採用し、デザイン性を高めているという。

利用限度枠は従来の90万円から300万円に拡大。高額商品でもメルカード ゴールドで支払えるようにした。定額・分割払いの場合は最大100万円。国際ブランドは従来のメルカードと同じJCB。カードを使ったタッチ決済にも対応する。

付帯サービスは、ショッピング保険、スマホ保険、旅行保険、空港ラウンジ利用、空港宅配サービスなど。空港ラウンジは、国内の主要空港内とダニエル・K・イノウエ国際空港内に設置されたラウンジに対応する。今後はETCカードや家族カードなどの対応も予定しているという。

メルペイ プロダクト責任者 萱野 大舟氏