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スマホの「Google アシスタント」、25年後半に「Gemini」へ移行

Googleは14日、モバイル版の「Google アシスタント」を今後数カ月かけて「Gemini」に置き換えていくと発表した。

Google アシスタントは、「OK Google」と呼びかけて起動できる音声アシスタントで、2016年からGoogleのハードウェアやサービスで導入。日本でも2017年から展開してきた。しかし、AIを活用した「Gemini」が2024年にスタートし、音声にも対応していることから、置き換えを進めていく。「Pixel 9」シリーズを皮切りに、AndroidスマートフォンにおけるGemini採用が進められている。

Googleでは、Google アシスタントの登場から10年経ち「プラットフォームの転換期」と説明。スマートフォンの音声アシスタントを、生成AIを中心としたテクノロジーに刷新していく。

今後数カ月で、モバイル端末においてGoogle アシスタントを使うユーザーの多くをGeminiにアップグレードしていき、25年後半には、ほとんどのモバイル端末で従来のGoogleアシスタントが利用できなくなる予定。また、モバイルアプリストアでの「Google アシスタント」アプリの新規ダウンロードも終了する。

スマートフォンだけでなく、タブレット、自動車、ヘッドフォン、スマートウォッチなど、スマートフォンと連携するデバイスにおいても、Geminiにアップグレードする。

Geminiでは、音楽再生、タイマー設定、ロック画面からの操作など、音声アシスタントとして利用される機能の多くに対応。加えて、Geminiでは、Gemini Liveにおける会話やマルチモーダル会話や、Deep researchなど、AIでしか実現できない機能を強化していくとする。