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代々木公園新エリアに商業・交流施設「BE STAGE」 飲食店やニューバランス
2025年3月14日 19:00
代々木競技場第一体育館の南側に整備された都立代々木公園(神南一丁目地区)内に、飲食・物販店舗やコミュニティベース、ランニングステーションなどで構成される施設「代々木公園 BE STAGE」が、3月15日から順次開業する。
東京都のPark-PFI活用による公募対象公園施設で、東急不動産、東急、石勝エクステリア、東急コミュニティーの4社からなる「代々木公園 STAGES」が推進している。都立代々木公園(神南一丁目地区)のにぎわい広場や屋外アーバンスポーツパーク(スケートボード広場)などは、新施設より先行する形で2月20日に供用開始した。
代々木公園 BE STAGE内では、子どもからシニア世代までが、学び、スポーツ、食を通じて、交流しながら楽しむ機能を持った店舗など、全8店舗を展開。飲食店やスポーツ店、スポーツスクールなどが出店する。
1階には、ハワイ・ワイキキで20年続くレストラン「Tiki's Grill & Bar」が日本に初上陸。約160席の大型ダイニングとして、ハワイを代表する飲食メニュー、日本オリジナルメニューをラインアップする。また、ドッグフレンドリーなレストランとして店内にて犬と一緒に食事を楽しめるドッグメニューやドッグサービスを提供する。
隣接する「NORTH SHORE CAFE」では、公園にテイクアウトできるマラサダ、アイスクリームやドリンクを提供する。Tiki's Grill & BarとNORTH SHORE CAFEは4月下旬開業予定。6月には屋上にバーベキュー広場が開業する。
1階にはそのほか、オーガニック食品、ヨガやフィットネス、アーバンスポーツ関連グッズなどを取りそろえる「&102」が4月下旬に開業する。同店では公園で遊ぶ子ども向けのスケートボードや縄跳びなどのレンタルも行なう。
2階にはニューバランスが、国内初となるランニングコンセプトストア「ニューバランスRun Hub代々木公園」を3月15日にオープン。ランニングカテゴリーのプロダクトを展開するほか、定期的なイベントを開催する。また、ランナーたちのコミュニケーションの場としてカフェを併設する。
2階にはそのほか、渋谷区の産官学民連携組織である渋谷未来デザインが、ダンスやストリートスポーツを通じた交流と創造の場となるスタジオ「Spot. Yoyogi Park」を展開。部活動やワークショップなどの取り組みに共感する企業や団体との共創を通じて、新たなプレイグラウンドのあり方の提案、公園や街におけるスポーツの可能性の拡張を目指す。開業は4月1日予定。
3階ではセガサミーグループのMPandC(エムピーアンドシー)が、体操・空手・チアなどのスクールやグローバル教育を展開するLifelong Kindergartenと共同で、「YOYOGI-PARK “まなぶ”」を展開。スポーツ×インターナショナルに特化した複合型教育施設として、英語での探求・体験学習などを提供する。開業は4月下旬予定。
また、MPandCは同フロアで「YOYOGI-PARK “たのしむ”」も展開。ランニングアプリ「Runtrip」が手掛けるランニングステーションで、シャワールーム、おすすめランニンググッズの紹介などでランナーをサポートする。ボディメンテナンス、ランニングやスポーツ前後のフードやドリンクを提供するラウンジエリアも併設する。開業は6月中旬予定。
代々木公園(神南一丁目地区)では、四季を感じられる植栽、多種多様なベンチの設置による、都心のオアシスを目指す整備を進めてきた。公園の中心部分にはイベントステージを設置。ステージはJR山手線や代々木競技場の石垣の上など様々な視点から見ることのできる設計で、イベントを通じて多くの交流を生み出すとしている。
代々木公園 BE STAGEは、「はじめる人になろう」を標語に掲げ、この公園を訪れる人が新しい一歩を踏み出したくなる場所になってほしいという思いがロゴに込められている。また、「思いきってやってみよう」と一歩前に踏み出す人の足元を緑色の「BE」の部分で表現している。
クリエイターが集まる原宿と、スタートアップが集積する渋谷の間にあるエリアであることから、新しく何かをはじめる人、新しい挑戦をする人が主人公になれる場「STAGE」をつくるとしている。
代々木公園 BE STAGEの所在地は東京都渋⾕区神南一丁目1番1。地下1階・地上3階建、延床面積約2,430m2。