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シャオミ、日本初リアル店舗 「Xiaomi 15 Ultra」から家電まで大量投入

左から小米技術 プロダクトプランニング 安達 晃彦氏、写真家 市川渚氏、ライカ・カメラジャパン 福家 一哲氏、イオンモール、取締役 坪谷 雅之氏、小米技術 副社長 鄭 彦氏

Xiaomiは3月13日、日本市場向けの新製品発表会を開催し、スマートフォン「Xiaomi 15 Ultra」「Xiaomi 15」をはじめとするデバイスを発表した。また、日本初の常設店舗「Xiaomi Store」のオープンも明らかにし、ブランドの国内展開を強化する方針を示した。

日本初の「Xiaomi Store」オープンへ

Xiaomiはこれまで、オンラインや家電量販店、期間限定のポップアップストアでの販売が中心だったが、日本市場での認知向上とユーザー体験の強化を目的に常設店舗を展開する。店舗は「イオンモール浦和美園」と「イオンモール川口」。浦和美園は3月22日、川口は4月5日にオープン予定。店内では最新デバイスの展示・販売に加え、実際に試せる体験スペースも用意される。

Xiaomi Storeは海外で15,000店舗を展開しており、イオンモールでは中国をはじめとするASEAN地域で26カ所に出店している。日本でイオンモールを選んだ理由として、ASEAN地域での実績に加え、多くのファミリー層が利用する点が挙げられる。Xiaomiのスマートホーム製品との親和性が高いことも、出店の決め手になったという。まずは首都圏での店舗拡大を目指し、将来的には日本全国での展開も視野に入れている。

最新スマートフォン「Xiaomi 15 Ultra」「Xiaomi 15」

製品発表会では、フラッグシップスマートフォン「Xiaomi 15 Ultra」が発表された。1インチの大型センサーと2億画素望遠カメラを含む、ライカ共同開発のクアッドカメラを搭載。可変焦点距離やハイダイナミックレンジに対応し、ポートレート撮影向けの70mm望遠カメラも備える。

動画撮影は4K 120fps、Dolby Vision(4K 60fps)、全焦点距離での10-bit Log撮影に対応。6.73型(3,200×1,440)ディスプレイを搭載し、プロセッサはクアルコム製のSnapdragon 8 Elite Mobile Platform。カラーバリエーションはシルバークローム、ブラック、ホワイトの3色。価格は16GB/512GBモデルが179,800円、16GB/1TBモデルは199,800円。

ブラック
シルバークローム
ホワイト

「Xiaomi 15」にもライカ共同開発のトリプルカメラを搭載し、14mmから60mmの焦点距離に対応。メインカメラにはF1.62の大口径レンズとLight Fusion 900イメージセンサーを採用し、優れた受光性能を実現。ポートレート撮影向けの60mm望遠カメラや、5,000万画素の超広角カメラも備える。6.36型(2,670×1,200ピクセル)ディスプレイを搭載し、プロセッサはクアルコム製のSnapdragon 8 Elite Mobile Platform。カラーバリエーションはホワイト、グリーン、ブラック、リキッドシルバーの4色。価格は12GB/256GBモデルが123,000円、12GB/512GBモデルは138,000円。

左からホワイト、グリーン、ブラック、リキッドシルバー

「Xiaomi 15 Ultra」「Xiaomi 15」は本日より予約開始。Xiaomi 15 Ultraは3月22日、Xiaomi 15は4月1日にXiaomi公式オンラインストア、Amazon、楽天市場、家電量販店などで、それぞれ発売する。「Xiaomi 15 Ultra」は、4月15日までに購入し、4月22日までに応募したユーザーに「Xiaomi 15 Ultra Photography Kit Legend Edition」をもれなくプレゼントする。

Xiaomi 15 Ultra Photography Kit Legend Edition

タブレットやスマートデバイスも充実

ミドルレンジモデル「Redmi Note 14 Pro 5G」も発表。耐傷性に優れた「Corning Gorilla Glass Victus 2」と「IP68」防水防塵設計を採用し、高耐久性を実現。2億画素のメインカメラを含むトリプルカメラを搭載し、光学式手ブレ補正やAI撮影機能に対応する。6.67型(2,712×1,220)ディスプレイを採用し、プロセッサはDimensity 7300-Ultra。カラーバリエーションはミッドナイトブラック、ラベンダーパープル、コーラルグリーンの3色。価格は8GB/256GBモデルが45,980円、12GB/512GBモデルは55,980円。本日より予約開始で、3月22日に発売する。

同社のAndroidタブレットである「Xiaomi Pad 7」シリーズは11.2型(3,200×2,136ピクセル)ディスプレイを採用し、最大144Hzの可変リフレッシュレートに対応。「Xiaomi Pad 7」はクアルコム製のSnapdragon 7+ Gen 3、「Xiaomi Pad 7 Pro」は「Snapdragon 8s Gen 3 Proを搭載。「Xiaomi Pad 7」および、「Xiaomi Pad 7 Pro」のカラーバリエーションはブルー、グリーン、グレーの3色。

価格は 「Xiaomi Pad 7」8GB/128GBモデルが54,980円(3月末まで早割49,980円)、8GB/256GBモデルが64,980円。「Xiaomi Pad 7 Pro」8GB/128GBモデルが67,980円、12GB/512GBモデルが81,980円、光の反射を抑えるマット ガラスバージョンが84,980円(Xiaomi Pad 7 Proのみ)。

光の反射を抑えるマットガラスバージョン

そのほかスマートホーム製品も展開

そのほか、掃除機などの日用家電やキッチン家電、各種スマートホーム製品なども発表された。本日より「Xiaomi スマートエアフライヤー 4.5L」(8,980円)、「Xiaomi エアフライヤー エッセンシャル 6L」(6,980円)を発売。

左から「Xiaomi スマートエアフライヤー 4.5L」「Xiaomi エアフライヤー エッセンシャル 6L」

また、スマートホーム製品として、「Xiaomi スマートカメラ C500 Dual」(8,680円)、「Xiaomi スマート体重計 S200」(1,980円、早割価格1,680円 4月1日まで)も同日発売。

さらに、掃除機「Xiaomi コードレス掃除機 G20」(25,800円)、「Xiaomi コードレス掃除機 G20 Lite」(12,800円)もそれぞれ発売する。

左から「Xiaomi コードレス掃除機 G20 Lite」「Xiaomi コードレス掃除機 G20」

通信機器では、「Xiaomi メッシュシステム BE3600 Pro」(1ユニット10,800円、2ユニット19,800円)と、「Xiaomi メッシュシステム AX3000 NE」(1ユニット6,280円、2ユニット11,800円)をそれぞれ発売。

Xiaomi メッシュシステム BE3600 Pro
Xiaomi メッシュシステム AX3000 NE

AV・ウェアラブル製品では、「Xiaomi TV A 43 2025」(32,800円、早割価格30,800円 3月26日まで)と、「Xiaomi Smart Band 9 Pro レザー」(9,980円)、ワイヤレスイヤホン「Xiaomi Buds 5 Pro」も発表。Xiaomi 15 Ultraで利用できるWi-Fi版(27,980円)とどのモデルでも利用できるBluetooth版(24,980円)を発売する。

Xiaomi Buds 5 Pro

交換可能なベゼルデザインと1.43型有機ELディスプレイを採用したスマートウォッチ「Xiaomi Watch S4」やワイヤレスイヤホン「Xiaomi Buds 5 Pro」も同日発表された。

Xiaomi Watch S4