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阪神尼崎駅前 中央公園リニューアル 2つの飲食店で滞在ニーズに応える
2025年2月28日 14:24
尼崎市と阪神電鉄は、阪急阪神不動産とともにリニューアル工事を進めてきた 「阪神尼崎駅前 中央公園」を、3月29日にオープンする。幅広い滞在ニーズに応えるため、飲食店を2店舗開業する。
中央公園は、阪神本線 尼崎駅前に位置する14,990m2の公園。天然芝の「芝生広場」、丸太スツールや起伏のある地形を楽しめる「ちいさな広場」、緑陰の下で時間を過ごせる「木立の広場」、リニューアルを記念するモニュメントベンチやハイカウンターのある「デッキテラス」などを整備する。各所にベンチや縁台を配置することで、様々なニーズの滞在に応える。
芝生広場とちいさな広場は、3月29日に実施するイベント終了後から芝生養生を行ない、6月1日に利用開始となる。
リニューアルに合わせて、中央公園に面した駅前にもベンチなどを設置。公園と一体的に滞在できる空間とした。
そのほか、公園内の総合案内板をはじめとするサインを一新し、中央公園のロゴマークも作成した。
廃棄物の削減を目的に、ちいさな広場の丸太スツールや飛び石は整備前の公園内にあった樹木や石材を、駅前のベンチの一部は舗装材のレンガをそれぞれ再利用している。
飲食店は、カフェ「ホリーズカフェ」、イタリアンダイニングカフェ「ロッカ」の2店舗が出店。木材やアースカラーを用いたデザインとし、開放感のあるテラス席を用意するなど、日常の憩いの場となる公園との調和を図っている。営業時間は、ホリーズカフェが7時~23時、ロッカが11時~22時。
今回のリニューアル工事は、都市再生特別措置法に規定された「都市公園リノベーション協定制度」を活用し、多様な場面で利用できる公園に整備するもの。この制度を活用した公園整備は関西初となる。
尼崎市では、鉄道駅周辺の特色を活かしたまちづくりによる、南部地域における交流人口の増加や地域の活性化に取り組んでいる。阪神電鉄も「魅力あふれる沿線の創造」に向け、南部地域を沿線価値創造の重点エリアと位置づけている。
中央公園のリニューアルによる新たなイメージの発信と、既存の地域資源を活用した賑わいの創出を一体的に進め、南部地域の玄関口である阪神尼崎駅周辺のまちづくりを官民連携で推進するとしている。
中央公園の所在地は兵庫県尼崎市神田北通1丁目9、神田中通1丁目4。3月29日には、ステージ、ワークショップ、マルシェ等を展開するオープニングイベントを実施する。時間は11時~17時。小雨決行、荒天中止。