ニュース

JINS、頭の動きでPCを操作するメガネデバイス「JINS ASSIST」

ジンズ(JINS)は、手を使わずに頭の小さな動きで直感的にデジタルデバイスを操作できるメガネ「JINS ASSIST」を、2月26日午前11時からJINSオンラインショップと、「ミライロストア」で販売開始した。価格は15,000円。

JINS ASSISTは、障害を持つなどデジタルデバイスの操作に不自由を感じていた人が、自由にデジタルとつながるようにすることを目標に開発したPC操作デバイス。

デバイス部分は4gと小さく軽く、ケーブルが付いたシンプルなデザイン。アタッチメントでメガネに装着し、コネクタでPCと接続して利用できる。眼鏡であれば、JINS以外の製品にも装着可能で、操作をサポートする補助ソフトで、PC画面にコマンド表示を行なったり、操作方法を習得できるチュートリアルを体験でる。

メガネに簡単に装着できる構造により、頭の動きに応じたカーソル移動やクリックなど、直感的にPC操作を行なえる。JINS ASSISTが頭の動きの速さを検知することで、頭の小さな動きでも操作が可能。大きな動作が不要なため、長時間使っても疲労感を抑えるられるとする。また、基本的なマウス操作に加え、補助ソフトの拡張機能により、ショートカットキーやスクロールなどの操作が可能となる。

JINS ASSISTの4年の開発期間では、障害のある人などが参加したオープンテストを3回行ない、改良を重ねたほか、3回ほど一から作り直しを行なったという。JINSで初めて100%内製でソフト開発を行ない、小さなアタッチメントタイプ形状にしたことで、価格も抑えられたという。

基本的なマウス操作は3ステップで、うなずくとカーソルが動き、頭を動かしカーソルを移動させ、動作を行ないたい場所で止める。 移動を止めるとクリックする種類を選択できるコマンドが表示され、操作に割り当てられた頭の動きを行なう。

補助ソフトは、クリックなど操作を行なう際にコマンド表示で操作をサポート。カーソルの移動速度やクリック操作の感度など、好みにあわせて調整することができる。コピー&ペーストなどのショートカットキーやスクロール、よく使うキー入力やマウス操作、便利な機能をショートカット設定で割り当て可能。ソフトの対応OSは、Windows 10以降、macOS 13以降。

JINS ASSISTは、JINSのオンラインショップのほか、デジタル障害者手帳「ミライロID」のオンラインストア「ミライロストア」でも販売する。