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楽天無人配送、新型ロボット導入でサービスエリア拡大
2025年2月26日 11:57
楽天は、東京の晴海周辺で実施している自動配送ロボットによる商品配送サービス「楽天無人配送」において、米Avrideのロボットを新たに導入し、対象店舗や地域も拡大する。
同サービスは、2024年11月のサービス開始以降、自動配送ロボットが「スターバックス コーヒー 晴海 トリトンスクエア店」「スーパーマーケット文化堂 月島店」「吉野家 晴海 トリトンスクエア店」の商品を、夜間や雨天時を含め毎日配送を行なっている。
2025年2月には、新たに対象店舗としてケーキ店「パティスリーハット」やコンビニエンスストア「ファミリーマート 晴海センタービル店」が加わり、店舗数を拡大。対象地域は晴海全域と月島1~4丁目の一部、勝どき1~6丁目の一部へと範囲を広げ、注文時に指定できる受取場所の数も90カ所を超えた。配送料は100円(商品代金除く)。
従来のロボットに加え導入されるのは、米国で自動配送ロボットを展開するAvrideのロボットで、2月27日から使用を開始。Avrideのロボットが日本でサービスに利用されるのは今回が初で、順次10台まで増やす予定。
ロボットの種類や機体数の増加に対応するため、注文内容に応じて最適なロボットの自動割当などを行なう配送管理システムの改良や、自動配送ロボット10台体制によるサービス提供の実証実験も行なっている。
導入されるロボットは、先進的な自動運転技術を活用し、様々なセンサーやアルゴリズムを搭載。公道のような複雑な環境でも安全に自動走行できる。米国でも多数の機体が商用利用されているという。なお、同ロボットは日本で2024年12月13日にロボットデリバリー協会の安全基準に基づく審査に合格している。
ロボットの本体サイズは86.1×65.5×117.8cm(長さ×幅×高さ)。最大積載容量は約54Lで、最大積載重量は25kg。最高速度は時速6km。