みずほ銀行、元行員が貸金庫で数千万円窃盗

みずほ銀行は、貸金庫から資産を窃盗した元行員についての報道に関して声明を発表した。元行員による窃盗は事実であり、発覚したのは2019年。行員は発覚後に懲戒解雇処分となっている。被害者は2名で、被害総額は現金数千万円。

同行では発覚直後から手続きの見直しなどにより相互牽制の強化を図ったほか、同時に行内調査も実施し、他の事案が発生していないことを確認しているという。その後も貸金庫に関する不正事案は発生していない。ただし、昨今の状況を踏まえ、改めて管理体制の再点検と強化も行なっているとしている。

銀行の貸金庫については、2024年11月にも三菱UFJ銀行で行員が顧客の資産を窃盗する事案が発覚しており、被害総額は十数億円とされている。