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ヤマトの荷物を路線バスで運ぶ 東武と連携
2025年2月13日 13:04
東武鉄道のグループ会社・東武バス日光とヤマト運輸が連携し、栃木県の東武日光駅と中禅寺温泉バスターミナルを結ぶ路線バスで宅急便を輸送する「客貨混載」を、2月20日に開始する。
路線バスの貨物スペースを活用した宅急便の輸送を新たな収益源とし、生産性向上を図る。また、ヤマト運輸の集配車両の走行距離削減による温室効果ガス排出量削減も目的としている。
対象路線バスは、東武バス日光路線バス(東武日光駅~中禅寺温泉~湯元温泉間)の東武日光駅 15時13分発→中禅寺温泉 15時58分着、16時3分発→湯元温泉 16時38分着の1便。東武日光駅前駐車場で宅急便の積込を行なった後、東武日光駅でバス利用者が乗車、宅急便は中禅寺温泉バスターミナルで引き渡しを行ない、そこから奥日光エリアへヤマト運輸が運ぶ。バスは中禅寺温泉バスターミナル以降もバス利用者を乗せて湯元温泉まで運行する。
宅急便を運ぶ東武日光駅前駐車場から中禅寺温泉バスターミナルまでの距離は約17.5km。客貨混載に向けたバス車両の改造等は実施していない。また、今後も他の時間帯や路線での事業検討を行なう。