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「メルカリNFT」始動 簡単に始められるNFTマーケットプレイス

メルカリは、「メルカリ」でNFTの取引ができるNFTマーケットプレイス「メルカリNFT」の提供を開始した。従来のモノの売買ができるマーケットプレイスから、デジタルマーケットプレイスへと事業を拡大すると謳っている。

「メルカリNFT」は、普段使っている「メルカリ」から、メルペイ残高やメルカードなど買い物と同じ支払い方法で簡単にNFTを購入できるのが特徴。暗号資産のウォレットや口座の新規開設などの、特別な申し込みは不要。

また、メルカリで購入したNFTについては、そのまま「メルカリNFT」で出品も可能。保有しているNFTは「持ち物・出品」画面で一覧を確認できる。

販売商品の金額は、いわゆる「ガス代」(ブロックチェーン上で発生する手数料)のほか、消費税、販売手数料が含まれた金額で記載される。出品自体は無料だが、取引完了時に商品代金から10%が販売手数料として差し引かれる。

サービス開始時点では、海外大手NFTマーケットプレイス「OpenSea」と連携、人気プロジェクトから販売を開始する。

メルカリNFTへのアクセスは、「メルカリ」アプリかWebブラウザのメルカリで[マイページ]→[メルカリNFT]からアクセスできる。

今後、アートやトレカ、エンタメなど、さまざまなカテゴリーで、国内外の事業者・IPホルダーとNFTコンテンツの発行および販売を行なっていく予定で、デジタルマーケットプレイスとしての「メルカリNFT」をさらに拡大していく方針。

NFTはNon Fungible Token(非代替性トークン)の略称。ブロックチェーン技術を活用した偽造・改ざん不能のデジタルデータで、証明書や限定数の管理などさまざまに活用されている。メルカリは暗号資産のビットコインを「メルカリ」で簡単に利用できるようにするなど、ブロックチェーン技術を活用するWeb3サービスの拡充を進めている。