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よなよなエールのヤッホー、エンタメ備えた醸造所「よなよなビアライズ」

「よなよなエール」などを展開するヤッホーブルーイングは、エンターテインメント性を兼ね備えた体感型ブルワリー「ヤッホーブルーイング大阪醸造所 よなよなビアライズ」に着工した。2026年夏までの開業を目指す。

単に「ビールを製造する工場として」ではなく、エンターテインメント性を兼ね備えることで来訪者にクラフトビールの楽しみを届けることを目指す施設。所在地は大阪府泉佐野市で、泉佐野市独自の補助金制度とクラウドファンディングを組み合わせた制度「#ふるさと納税3.0」を活用している。ヤッホーブルーイングとしては初の自社運営による集客型施設となる。

建物正面には「よなよなエール」のデザインを大きく描き、中央にある展望スペースから「よなよなエール」を飲んでいるような写真を撮影できる。屋外は自然に囲まれており、ハーブガーデンに囲まれた席や芝生のスペース、ビールの原材料「ホップ」のカーテンに囲まれたテラス席、大きな木を囲むベンチなど、複数人でも1人でも多様な過ごし方ができるよう設計している。

週末にはキッチンカーやゲームなど、屋外で楽しめるコンテンツを計画。そのほか、醸造所見学ツアーやクラフトビールのイベントを定常的に実施する。

名称の「よなよなビアライズ」には、ヤッホーブルーイングからクラフトビールを通じたサプライズを届けたいという想いが込められている。

今後のスケジュールは、12月までを建設工事期間とし、26年1月から製造設備導入、同年3月からビール製造開始、同年夏までの開業を予定している。年間来場者目標は約7万人。県内外からの集客を目指すとともに、関西国際空港を意識したインバウンド対応を計画している。

所在地は泉佐野市りんくう往来北1-24、アクセスは南海空港線 りんくうタウン駅1番出口から徒歩4分。敷地面積8256.35m2、建物の延床面積2025.10m2。製造能力は年間約900Kl。

1月23日に起工式が行なわれた