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アシックス、自動車ハンドルの端革を使ったシューズ「SKYHAND OG」

アシックスは、自動車部品メーカーの豊田合成が自動車のハンドルに使用している自動車用レザーの端革を再利用したシューズ「SKYHAND OG(スカイハンドオージー)」を、2月1日に発売する。価格は15,400円。

SKYHAND OGは、1990年代に販売していたハンドボールシューズ「SKYHAND」をベースに、デザインを受け継ぎながら、スリムなコートシルエットを現代的な履き心地にアップデートしたスポーツスタイルカテゴリーのシューズ。

アッパー(甲被)はブラックで、サイドとかかと部、ベロ部に豊田合成の端革で作ったスエードとスムースレザーを採用している。これらの材料は、メインアッパーの50%以上を占める。ステッチやミシン目など、自動車のハンドルをイメージしたディテールを各所に取り入れている。

ベトナムにある豊田合成の工場で発生するハンドルの打ち抜き端材を素材とし、アシックスがベトナムで製造。廃棄物削減だけでなく、端材輸送時のCO2削減にも繋げている。

サイズは22.5~31.0cm。販売はアシックスフラッグシップ原宿、アシックス大阪心斎橋、アシックスオンラインストア。

アシックスと豊田合成の協業は、廃棄を予定していたエアバッグの生地を再利用した23年1月発売の「GEL-SONOMA 15-50」に続く第2弾となる。自動車業界では、自動車製造の過程で発生する廃材を再利用することで、社会全体としての廃棄を減らすことを目指しており、今回の端革の再利用もその一環。