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4月に終了するLINE Pay、残高の「PayPay」移行を開始

4月23日にサービス終了する「LINE Pay」において、残高の「PayPay」への移行が1月27日から開始された。移行にかかる手数料は無料。

LINE Payは、2014年12月から日本国内でサービス開始、LINEから使える決済、送金として多くのユーザーに使われてきたが、LINEとヤフーの経営統合などにより、グループ内に決済・送金サービスの「PayPay」も存在することから、サービス重複の状態となっていた。24年6月にLINE Payのサービスを25年4月を持って終了すると発表し、段階的に関連サービスを終息してきたが、1月27日から「LINE Payの残高」を「PayPay残高」に移行できるようになる。

「LINE Payの残高」とは、「LINE Pay残高」と「LINE Payライト残高」のこと。「PayPay残高」とは、「PayPay」で本人確認(eKYC)済みのユーザーが利用できる「PayPayマネー」と、本人確認なしでも使える「PayPayマネーライト」。移行期間は27日から、4月23日まで。

移行上限は1日1回2万円までで、移行期間合計で10万円まで。LINE Payユーザーが保有するLINE Payの残高の種別と、LINE PayとPayPayそれぞれの本人確認の実施有無に応じて、移行後の「PayPay残高」の種別が異なる。

LINE Pay残高からPayPay残高への移行では、PayPayマネー(出金可能)とPayPayマネーライトのいずれかになる。LINE Payライト残高からの移行は、PayPayマネーライトとなる。

移行時の注意事項として、LINE Payのオートチャージを設定している場合は、「LINE Payの残高」を移行する前に解除するよう呼びかけている(追加でチャージされてしまうため)。

なお、移行上限となる10万円以上、またLINE Payサービス終了後に保有している「LINE Payの残高」については、LINE Payアカウントの種別を問わず、資金決済法第20条第1項、または第61条第5項に基づくユーザーへの払い戻し(振込手数料無料)を予定している。