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TSUTAYA流山店、26時まで営業時間延長 無人対応

「TSUTAYA 流山店」は、日販の有人・無人ハイブリッド型営業の店舗運営省人化ソリューション「ほんたす」を導入し、1月31日23時より運営を開始する。無人営業により26時まで営業でき、TSUTAYAが提供する書籍や雑誌、文具雑貨購入、映像レンタル、コミックレンタルが利用可能。

日中は有人、早朝・深夜は無人で営業するハイブリッド型店舗。従来の営業時間は、日~木曜日が9時30分~21時45分、金・土曜日が9時30分~23時だったが、今後は終日8時~26時が営業時間となる。これにより営業時間は、日~木曜日が5時間45分、金・土曜日が4時間30分延長される。

ほんたす導入後の店舗営業時間

無人営業時間中は、LINEミニアプリのデジタル会員証によって入店が可能。無人営業時間でも、本の販売に加えてレンタル等に対応する。会員ごとに入店を管理することで、万引きなどの防犯セキュリティ管理を実現。スタッフの配置が難しい早朝や深夜において、人件費をかけることなく営業可能になり、書店の収益改善に貢献するとしている。

無人営業時間帯の決済方法はキャッシュレス決済のみ(クレジットカード・電子マネー・二次元バーコード決済)で、現金は不可。ゲーム・トレカの販売は行なわない。

営業時間中は、問い合わせ対応やトラブルの抑止、災害時などの緊急対応をほんたすサポートセンターにて行なう。店内からの緊急の問い合わせには、店内に設置している専用の二次元バーコードからほんたすサポートセンターへのビデオ通話等で対応する。また、警備会社と連携し、店内に緊急ボタンを設置するなど、防災体制も整備する。

無人営業時間中の入店方法

ほんたすは、日販が完全無人書店「ほんたす ためいけ 溜池山王メトロピア店」で培った完全無人営業のノウハウを活用して開発した、有人・無人ハイブリッド型営業の店舗運営省人化ソリューション。初導入店舗として、2024年9月に「あゆみBOOKS 杉並店 supported by ほんたす」をリニューアルオープンし、人員を増やさずに効率的な業務の実行と営業時間の延長を実現できるか検証を進めてきた。

その結果、1日4時間の営業時間延長により前年比+3.1%の売上創出と、約50%の人件費削減という成果が見られたという。この成果を踏まえ、ほんたすの導入2店舗目として「TSUTAYA 流山店」への導入が決定した。

1店舗目の杉並店は駅前小型店舗だったが、流山店は300坪を越えるロードサイド大型店舗となり、異なる規模の店舗で無人営業の売上創出と運営可能性を検証し、営業時間延長による需要と利益創出のバランスを探っていく。

今後は、人件費の高騰や後継者不足といった既存の書店が抱える課題を解決する手段の一つとして、店舗運営省人化ソリューション「ほんたす」を、書店の状況に合わせて導入できるようにパッケージ化。導入を拡大し、書店経営の持続性向上につなげていく。