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兵庫・西明石駅周辺開発始まる 駅ビル・マンション・駅前広場
2025年1月21日 17:29
JR西日本は、西明石駅および駅周辺におけるまちづくりについて、同社が整備する新駅ビル、新改札口の整備のための工事に着手したと発表した。これに伴い、兵庫県明石市とJR西日本が進める西明石地区のまちづくりが起工する。駅ビルの開業は2026年度予定。
兵庫県明石市とJR西日本は「駅を中心としたまちづくり」の推進協定を締結している。協定に基づき、JR西日本が駅ビル、マンションの開発、明石市が駅前広場および道路、西明石地域交流センターicottoの整備を進める。
駅ビルおよび改札口はバリアフリー動線を整備。“駅からはじまるまちづくり”の玄関として、駅を基点に「ひと」と「まち」が出会うきっかけになる駅ビルをコンセプトに計画している。
規模は地上3階建、敷地面積1261.16m2、延床面積2403.47m2で、用途は商業施設、駅舎。デザインは“暮らしやすいまちの玄関”“親しみのある雰囲気”を「のれん」のモチーフで表現。店舗部分には壁面緑化と木調ルーバーの「のれん」をかけることにより、緑道を散歩する心地よさを表現している。所在地は明石市西明石南町2丁目4番地の一部。
マンションは、JR西明石社宅用地の西敷地(I期)にて「ジェイグラン シティ 西明石 タワーウエスト」を開発。「子育ての充実化×のびやかな暮らし×オープンコミュニティ」をコンセプトとした分譲マンションとなる。西明石駅はJR神戸線の新快速や山陽新幹線の停車駅で、同マンションは駅徒歩3分の立地であることから「鉄道・新幹線のある暮らし」を提供するとしている。
マンション共用部分にコミュニティラウンジやパーティルーム、キッズスペースを設けるなど、マンション住民同士のコミュニティを育む設備を計画している。
敷地面積は8,621.48m2、住宅棟が地上20階建、共用棟が地上2階建、総戸数は340戸。所在地は明石市西明石南町3丁目607番45。27年6月竣工予定。
明石市による駅前広場は、六甲バター工場跡地に駐輪場とあわせて整備。そこから明姫幹線までの道路も整備する。
駅前広場は将来的に「たこバス」の停留場とタクシー、一般車の乗降場を設け、歩道部分にシェルター(上屋)を設置する。改札口に合わせて設置するエレベーターを使用し、駅南側から車椅子やベビーカーでもスムーズに駅のホームまで行けるようになる。駅前広場工事着手は25年度以降、暫定整備完了は26年度。道路の整備については、用地取得が完了した区間から施工予定。
西明石地域交流センターicottoは、サンライフ明石のリニューアルとして、新たに整備するアクセス道路の西側に整備。I期のマンションに隣接する。
「本と出会い、人とつながる交流の場」をコンセプトに、現在の機能を発展させつつ、新たに「本のまち明石」を推進する図書コーナーや自習室、地域交流スペース等を加える。規模は地上4階建、延床面積3,909.31m2。所在地は明石市西明石南町3丁目607番44。25年7月工事着手、26年度開館予定。