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JR西、新決済サービス「Wesmo!」まもなく開始 「BLUEタグ」でアプリ起動

JR西日本は、1月16日に資金決済に関する法律に定める「第二種資金移動業者」に国内鉄道事業者として初めて登録された。これを受け、新たな決済サービス「Wesmo!(ウェスモ)」を2025年度第1四半期中に開始する。1月21日からは加盟店の募集も開始する。

Wesmo!は、JR西日本による、J-WESTカード、ICOCAに続く新たな決済・ウォレットサービス。決済方式は店舗に設置された、「BLUEタグ」をスマートフォンでタッチし、アプリを立ち上げる「BLUEタグタッチ」や「QRコード読み取り」、「コード提示」などに対応。また、JR西日本のWESTERポイントを貯めやすく、使いやすい点が特徴となる。

Wesmo!へのチャージは、銀行口座やセブン銀行ATM、J-WESTカードなどに対応。J-WESTカードからの場合は、さらにWESTERポイントをお得に貯められる。また、個人間の送金も可能となっている。

Wesmo!の導入店舗側は、初期費用無料、決済手数料のみで翌日に売上金を受け取り可能。「BLUEタグタッチ」を設置するだけで、初期費用がかからず導入できる点も特徴で、JR西日本のグループ会社のホテルやショッピングセンターで順次対応予定。WESTER会員900万人からの集客や売上アップが見込めるという。決済手数料は1.9%(税別)。

企業間の送金にもWesmo!を利用可能で、店舗を運営していない企業・法人も「Wesmo!ビジネス会員」になることで、Wesmo!残高を無料で送るなど、Wesmo!の機能を利用できる。これにより、商品仕入れの精算などでも活用できるという。なお、BLUEタグ加盟店、Wesmo!ビジネス会員になるには、所定の審査が必要。21日からは加入キャンペーンも実施する。

BLUEタグ

Wesmo!導入店舗は、駅ナカ・駅チカの商業施設等JR西日本グループの主要施設のほか、主なコンビニなど「Smart Code」加盟店、BLUEタグが設置されたお店、三井住友カード「stera code」など、Wesmo!決済が可能な端末が導入され、かつWesmo!加盟店契約審査が完了したお店と、「e5489サービス」。

個人利用者向けの特典については、内容が決定次第改めて告知する。今後の機能強化としては、Wesmo!からICOCAへのチャージ機能搭載に対応予定。また、厚生労働大臣の指定を受け次第、Wesmo!でデジタル給与の受取にも対応する。