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アサヒ、“ひとり家飲み”をApple Vision Proで拡張
2025年1月20日 17:52
アサヒビールは、“ひとり家飲み”に新たな価値を提供すると謳うApple Vision Pro専用の没入型体験アプリ「Vision Brew Journey」を開発した。事業展開を目指しており、2月に渋谷で開催されるイベントで体験会を実施、2025年内にアプリを配信する予定。
「Vision Brew Journey」(ビジョン ブリュー ジャーニー)は、高度なAR/VR技術と空間オーディオを活かしたという、Apple Vision Pro専用アプリ。アサヒビールの技術パートナーであるOnePlanetと共同開発した。
ユーザーが、日常を忘れてリラックスしたひとときを過ごせるように設計。“ひとり家飲み”体験に没入型テクノロジーを活用して、家飲みのマンネリ解消や、お酒の新たなユーザー体験を提案する。
ひとりでお酒を飲むだけでなく「お酒を楽しむ環境」に着目。Apple Vision Proをかぶると森の中の風景やたき火などを本物のように再現した空間が展開され、高精度な映像と高音質な演出音により、まるでキャンプに来たかのような没入体験ができるという。Apple Vision Proには手元を確認できる機能が搭載されており、装着したまま飲食が可能。
今後はさまざまなシチュエーションを開発予定で、例えば昭和レトロな居酒屋、都会の夜景、海辺のリゾート、暖炉のある部屋など、より多彩な“ひとり家飲み”空間が提案される予定。
テスト展開では、イベントでの展示や、2025年内にApp Storeで販売を行ない、アプリの受容性を測る。没入感を高める要素や追加シーンの開発を進め、将来的には事業展開を目指す。2月7日~11日に渋谷で開催されるXRアート/カルチャーの祭典「NEWVIEW FEST 2024」では体験会も実施する。