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世界最大の無印良品 増床の「イオンモール橿原」に3月1日オープン

良品計画は、世界最大となる大型店「無印良品 イオンモール橿原」を3月1日にオープンする。増床リニューアルオープンする「イオンモール橿原」への出店で、店内では「橿原書店」と「Café&Meal MUJI」が融合した、無印良品で初となる新業態「本と喫茶」を展開する。

イオンモール 橿原の所在地は奈良県橿原市で、同施設の新規増床エリアに立地する。売場面積は8,201m2で、11月4日に閉店した「無印良品 イオンモール橿原」の約10倍となる。

イオンモール 橿原の増床エリア

良品計画は、「店舗が地域のコミュニティセンターとしての役割を持ち、地域課題の解決に取り組む」ことを使命の一つに掲げており、京都奈良事業部では地域生産者や事業者との交流を通じて、商品・サービスの開発や店舗づくりを進めている。

無印良品 イオンモール橿原では、自然・循環・文化をテーマにした「地域の人々のすこやかな集いの場を目指す」コミュニティセンターの役割を持たせるとし、奈良県だけでなく近畿圏広域の地域の生活者との交流の場となることを目指す。

そのために、入口にマルシェや蚤の市など多目的に使用できるピロティ、店内中央に天窓から差し込む光の下に奈良県産の吉野杉でできた空間をつくり、子供や家族、大切な人とリラックスして過ごせる集いの場とする。

売場は、衣食住の商品を暮らしのシーンごとに分けて9つのゾーンで展開。店舗全体を無印良品の商品カタログのように体感できる売場づくりを計画している。

これまでも無印良品の店舗では繊維製品、プラスチック収納用品、スキンケア用品等のペットボトル容器の回収およびリユース・リサイクル活動を行なっている。同店ではさらに、無印良品製品の回収対象を家具・生活雑貨・服飾雑貨にまで広げ、無印良品初の取り組みとしてリユース商品の販売対象を拡大して展開する。

店内併設のリペア工房では、日本や世界の古家具を修理・メンテナンスし販売するなど、資源循環型の新たな拠点として挑む。

そのほか、無印良品で初となる、書店と飲食店を融合したブックカフェ「本と喫茶」を併設。日本出版販売(日販)が直営する「橿原書店」と、良品計画の「Café&Meal MUJI」を融合させており、読書とともに飲食を楽しめるほか、購入前の書籍をゆっくりと試読できる。

橿原書店は約10万冊の新刊、話題書、定番書をラインナップ。企画コーナーを常設し、地域の人が集まって楽しめるきっかけを提供するとしている。地域の子供達に向けて本を選書し紡いでいく企画や、地域のトピックを扱ったトークイベントなどを実施予定。レジは無印良品と共通で、ひと繋ぎの店舗として買い物ができる。

日販は、橿原書店を共創型モデル店舗の1店舗目と位置づけており、今後、全国の書店とともに出店拡大することを目指す。

Café&Meal MUJIでは、近隣地域の食材を生かしたおにぎりや丼ぶり、挽き立てのコーヒーやアイスクリームに加えて、地域で親しまれているお茶などを提供する。すべての食事やドリンクはテイクアウトが可能。

無印良品店内にも本を展開するエリアを設置。中央に位置する直線約100mのコンコースで約2万冊の本を販売するほか、地元企業と地域の人との共同企画を展開する。奈良ゆかりの著名人・クリエイターや、地場に根付いた伝統産業の第一人者とともに選書を行なうなどの企画を予定。

イオンモール橿原の所在地は奈良県橿原市曲川町7-20-1。