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無印の平屋「陽の家」、ロフトや2列型キッチンの新仕様

MUJI HOUSEは、無印良品の家として初めて展開した平屋「陽の家」に、あらゆる世代の価値観やニーズに対応した仕様を追加し、1月17日に販売を開始した。新たにロフトや2列型キッチンなどを追加する。

陽の家は、2019年に販売開始した、無印良品の家として初めての平屋。平屋ならではの特長として、庭とのつながりを楽しめるように窓をすべて壁に引き込める全開口サッシを採用している。ウッドデッキとの段差をなくし、室内と屋外を緩やかにつなぐことで、広々とした空間を生み出せる。

ロフトや2列型キッチンなど、新たに追加した仕様は、無印良品の家メールニュース会員/SNSフォロワーなど約2万人が参加したアンケートを参考にして実装した。アンケートは「みんなで考える理想の平屋」と題し、平屋の魅力や実現したいこと、住まい方・暮らし方についてなどの質問を用意して計6回実施。

約2万人が参加したアンケートを参考にして仕様を追加

ロフトは、本来天井でふさがれてしまう小屋裏に追加できるようになった。平屋最大のメリットである「ワンフロアでの生活」を実現しつつ、必要なスペースを増やせる。

アンケートでは、1人になれる部屋がほしい、できるなら1人で寝たいなど、パーソナルな空間を求める声が多かったという。

新たにロフトを追加できるようになった

キッチンの選択肢には、シンクとコンロが2列に分かれた「2列型キッチン」を追加。配置の自由度が高く、限られたスペースでも対面キッチンにでき、夫婦や親子など複数人で一緒に調理がしやすい形状としている。

アンケートでは、4割以上が自宅で一緒に料理をしており、キッチンのスタイルに対する共感度でも、ダイニングテーブルをキッチンにつけたセンターキッチンタイプに7割近い共感があった。こうした結果から、動線や使い勝手を重視した2列型キッチンを新たな仕様として追加した。

2列型キッチン

このほか、外壁の国産杉板貼り仕上げのカラーバリエーションに、黒色を追加。オプションとして、継ぎ目のないオリジナル塗り壁調仕上げもホワイトとグレーの2色から選択できる。

浴室は、標準仕様のシンプルなユニットバスに加えて、自然に包まれた「天然素材を使ったユニットバス」と、掃除やカスタマイズが容易な「丸洗いできるユニットバス」を追加した。

外壁のカラーバリエーションを追加
浴室

また、既存プランを含めすべてのプランにおいて、国内最高水準である断熱等級7に対応した高断熱仕様をオプション仕様として提供を開始(国土交通省が定める省エネ基準地域区分における1~3地域は「断熱等級6」仕様)。より暖かく、快適な住まいを実現するという。

販売価格はベースプランによって異なり、Webサイト内の「かんたん見積」サービスで確認可能。ロフト付きプランの場合、延床面積72.87m2で約2,400万円。