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米証券取引委員会、マスク氏を提訴 Twitter買収時の報告違反

米国証券取引委員会(SEC)は15日、2022年のTwitter買収時に株式取得について適切な報告を行わなかったとして、イーロン・マスク氏を提訴した。

発行済株式総数の5%を超えて取得する場合、SECへの報告が必要となるが、マスク氏がTwitter買収時に、受益所有権報告書の提出を怠ったとする。そのため、Twitterの株主に少なくとも1億5,000万ドル(約237億円)の損失を与えたと指摘している。

SECの訴状によれば、マスク氏は、所有権報告書を2022年3月24日の期限までに提出しなかったが、22年3月25日から4月1日の間に5億ドル相当以上のTwitter普通株式を購入。マスク氏が報告書を提出しなかったことで、低い価格でTwitter株式を取得できたとする。SECでは、不正に得た利益の返還などを求めている。