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パナソニック、ブラック天井で良質な睡眠にこだわったバスルーム

おやすみBEVAS

パナソニック ハウジングソリューションズは、 バスルーム「BEVAS(ビバス)」シリーズにおいて、バスルームを「眠る前に過ごす部屋」として考えた新プラン「おやすみBEVAS」を2月3日に発売する。価格は129万4,000円~。

「睡眠の重要性」にアプローチし、リラックスを促す空間設計にこだわった新バスルームプラン。既存のバスルーム設備の中から、足先から首の付け根まで浸かることできる浴槽形状、身体があたたまる酸素美泡湯、照明による空間演出など、良質な睡眠につながる機能を組み合わせている。

新たに採用するのは、光を吸収しやすいブラック天井。反射率が低く、視覚的な刺激を抑えられるという。

光を吸収しやすいブラック天井や照明による空間演出など、良質な睡眠につながる機能を組み合わせている
足先から首の付け根まで浸かることできる浴槽形状
酸素美泡湯
主照明を消した空間演出も可能

「睡眠」に焦点が当たらなかった浴室

新プランは、睡眠改善サポート事業を手掛けるSleepLIVEとの共同企画で実現。同社の「睡眠・健康」に関する知見を、住宅設備に取り入れたプランを展開する。

パナソニックでは2022年のBEVAS発売以来、多様なライフスタイルに応じたバス空間の提案を行なってきた。その中で、SleepLIVEの“最高の眠りで人生を豊かにする”というミッションに共鳴したことから、おやすみBEVASの展開に至った。

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」によると、1日の平均睡眠時間が6時間未満の割合は、男性37.5%、女性40.6%で、OECD加盟国で調査対象となった33カ国のうち日本は33位で最下位となっている。

1日の平均睡眠時間で日本は最下位という結果になった(出典:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」)

SleepLIVEではマンション内装において、良質な睡眠につながる空間設計の実績があり、おやすみBEVASを監修したSleepLIVE代表の小林麻利子さんは住宅設備について「睡眠にとって一番効率のよい対策がとれる場所はお風呂です」と話す。

「良質な睡眠に重要なのは深部体温と自律神経で、お風呂は深部体温と自律神経を整えるのに最適な空間です。ですが、日本のバスルームは『掃除のしやすさ』を重視されることが多く、睡眠には焦点があまり当てられませんでした。今回監修したおやすみBEVASは、とことん睡眠にこだわって設計しています」(小林さん)

SleepLIVE代表 小林麻利子さん

最上位プランでは、足先から首の付け根まで浸かることができる「リクライン浴槽」、マイクロバブル入浴で身体がよく温まる酸素美泡湯、主照明を切り替えてくつろぎ空間を演出できる「ライトアップロングカウンター」、光を吸収し視覚的な刺激を抑えるブラック天井、お掃除モードを搭載したシャワーヘッド「ビームシャワー」などを搭載する。価格は172万5,000円。

首の付け根まで浸かることができる浴槽や酸素美泡湯で深部体温を、照明の調整やブラック天井による空間設計で自律神経を整え、良質な睡眠へつなげられるとしている。

リクライン浴槽
酸素美泡湯に入った後の皮膚温度変化
「ライトアップロングカウンター」でカウンターの明かりのみで過ごすことも可能
ブラック天井と天井照明
ビームシャワー

機能と価格帯で選べる3つのプランも用意。入浴タイプ別に必要なアイテムを厳選しており、「ほっこりセレクト」「のんびりセレクト」「ゆったりセレクト」から選択可能。近年の物価高騰による、自分に必要なものだけを取り入れたいという「メリハリ消費」意識の高まりを受けて3プランを展開する。

ほっこりセレクトは、リクライン浴槽、酸素美泡湯、ブラック天井、ビームシャワーなどを採用。身体をしっかり温めたいというニーズに対応する。価格は150万1,000円。

のんびりセレクトは、リクライン浴槽、ブラック天井、ライトアップロングカウンター、ビームシャワーなどを採用。浴室で安らぐひとときを過ごしたいというニーズに対応し、電球色のあかりを感じられる照明を搭載した。価格は152万5,000円。

ゆったりセレクトは、リクライン浴槽、ブラック天井、ビームシャワーを採用。シンプルなプランで、浴槽にゆっくり浸かる時間を訴求する。価格は129万4,000円。

入浴タイプ別に必要なアイテムを厳選した「ほっこりセレクト」「のんびりセレクト」「ゆったりセレクト」も用意
各プランの搭載機能
オプションで天井一体型スピーカーを搭載可能