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オンライン本人確認大手「Liquid」と「ポラリファイ」が経営統合へ

オンライン本人確認サービスの大手のLiquidとポラリファイが経営統合する。

生体認証や画像認識サービスを展開するELEMENTSは、三井住友フィナンシャルグループのポラリファイの株式を取得し、連結子会社化すると発表した。ELEMENTSの完全子会社でオンライン本人確認サービスを提供するLiquidとポラリファイの連携を進め、マイナンバーカードや運転免許証のICチップ活用による本人確認義務化への対応や、Liquid独自のソリューションを提供し、SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺、闇バイト問題、ディープフェイクなどによるなりすましなどの対策を強化していく。

オンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」と「Polarify eKYC」を展開するリーディング企業同士が集約。Liquidとポラリファイの経営統合により、累計契約数は約550社、累計本人確認件数は約1.2億件になる。今後、両社のユーザーに対して、付加価値の高い総合的な認証ソリューションを提供。両者の顧客基盤に、本人確認(身元確認)から当人認証、継続定期客管理までを一気通貫で行なえるソリューションを展開していく。また、海外を含めた事業展開を目指すとしている。

主な取り組みは以下の通り。

  • 政府方針に対応したICチップ活用の本人確認(身元確認)推進と、不正対策強化
  • 「JPKI+(容貌)」機能によるバインディング(アカウントとスマホの紐づけ)でなりすまし対策
  • ICチップや顔認証を活用した継続的顧客管理
  • 生成AIによるなりすまし(ディープフェイク)対策