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JR西、大阪万博に向けて手荷物預かり強化
2025年1月14日 15:42
JR西日本グループは、2025年大阪・関西万博来場者の混雑緩和に向け、駅施設における手荷物預かり機能を強化する。
大阪駅および新大阪駅では手荷物預かり機能として現在約4,000個の容量を有しているが、繁忙期には不足することがあるという。そこで大阪駅で約1,600個、新大阪駅で約1,400個の、合計最大約3,000個の容量拡大を行ない、7,000個の容量を確保する。
具体的には、一時預かり所「Crosta大阪」「Crosta新大阪」の保管スペース拡張、両駅でのコインロッカー増設を実施するほか、大阪駅ではうめきた地下口改札外に臨時一時預かり所を設置する。実施時期は万博が開幕する4月までに開始予定。
Crosta大阪・新大阪の4月1日から10月31日までの利用料金は、手荷物一時預かりが1,000円/個、キャリーサービス(駅→大阪市内ホテルおよび大阪市内ホテル→駅)が2,000円/個。キャリーサービスは提携ホテルでの対応となる。
そのほか、大阪駅、新大阪駅を中心に実証実験を実施している、スマートロッカーを活用した手荷物配送サービス「pikuraku PORTER」について、万博後も見据えたさらなる拡大を検討している。
また、日本旅行は、旅行専用商品「2025年大阪・関西万博へ行こう!」「大阪・関西万博プラス1トリップ福井・和歌山・岡山へ行こう!」にて、Crosta新大阪から宿泊ホテルまで手荷物を配送する片道手荷物配送付プランを発売している。
2025年日本国際博覧会協会は、万博会場内への大型荷物の持ち込みを禁止しており、大きさにかかわらずキャスター付きの荷物も禁止する。会場での大型荷物預かりは1個10,000円。大型荷物については、あらかじめ空港や宿泊ホテルなどに預けてから来場することを推奨している。