美和ロック、初の「Matter」対応スマートロック

美和ロックは、スマートホームの標準規格「Matter(マター)」に対応したスマートロック「PiACK HOME PG」を発売した。Matterへの対応は国内ロックメーカーとして初で、対応した機器同士なら、メーカーやプラットフォーム問わずに接続できる。「Thread」通信も採用し、他のIoT家電との連携も可能。

Matterは、米国のConnectivity Standards Allianceが推進する業界統一の接続規格。Amazon AlexaやApple Home、Google Homeなどのプラットフォームに接続可能で、スマートフォンからの操作も可能になる。Threadは、省電力のIPv6通信技術で、電池製品でもネットワーク通信を可能にする。

PiACK HOME PGは、製品に貼付された二次元コードをスマートホームアプリで読み込むことで初期設定が可能。スマートホームに登録すると、外出先からでも家の鍵を施錠できるほか、在宅時にリビングからスマートスピーカーに玄関の施錠を指示したり、外出時に玄関の施錠操作に連動して家の照明をすべてオフにするなどの操作も可能になる。

スマートフォン以外にも、美和ロックのMIFARE PlusカードやFKLカード、キー一体型のFLキーヘッドなど、暗証番号やカードでの解錠にも対応する。

取り付けは、同社のプッシュプル錠 PG(F)シリーズの錠前の設置された扉なら、追加工や配線工事不要で設置可能。