ニュース

ローソン、水素燃料トラックを福岡で導入 九州初

ローソンは、水素を燃料とする燃料電池小型トラック(FC小型トラック)1台を福岡市内の配送センターに導入する。九州エリアのコンビニチェーンでFC小型トラックが導入されるのは初めて。16日から、飯塚市や宮若市などのローソン約18店舗への商品配送に利用する。

今回の導入は「福岡県燃料電池トラック導入促進事業」の一環で、環境省と福岡県の補助を受けて運用される。

FC小型トラックは、いすゞ自動車の小型トラック「エルフ」をベースに、トヨタ自動車の燃料電池システムを搭載した車両。全長6.92m、全幅2.21m、全高3.12mで、最大積載量は2,800kg、航続距離は約260km。

ローソンは21年8月からFC小型トラックの導入を進めており、今回の導入で全国7台となる。福岡県での導入により、年間約185tのCO2削減を見込む。

ローソンはCO2排出量の削減や働き方改革関連法への対応などを目的に、物流の効率化を進めている。23年12月~24年3月にかけては、チルド・定温商品の店舗への配送回数を3回から2回へ変更。24年11月からはワタミと協業し、鹿児島県と宮崎県で業界の垣根を超えた共同配送を開始した。