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日本海側で10日にかけ大雪 不要不急の外出控えて

国土交通省と気象庁は、1月10日頃にかけて、本州の日本海側を中心に発生するとみられる大雪について緊急発表を行なった。

1月10日頃にかけ、日本付近の上空には強い寒気が流れ込み、強い冬型の気圧配置となる。本州の日本海側を中心に降雪が続き、平地でも大雪となるおそれがある。9日も日本海で雪雲が発達し、東北地方の南部日本海側、北陸地方、東海地方では、降雪が強まる見込み。

こうしたことから国土交通省は、不要不急の外出を控えるよう呼びかけているほか、やむを得ず自動車を運転する場合には、冬用タイヤの装着、チェーンの携行・早めの装着の徹底、スコップや砂等の冬用装備の携行を推奨。外出前には国交省の情報サイト「おしえて!雪ナビ」などを参照して情報収集を行なうことも推奨している。

また、降雪状況等により、広範囲で高速道路やそれに並行する国道等が同時に通行止めとなる場合がある。特に幹線道路上での大規模車両滞留を徹底的に回避するため、予防的通行止めを行なう場合があり、その際には高速道路と直轄国道が同時に通行止めとなる。

2024年1月24日に発生した大雪では、名神高速道路関ヶ原IC付近において車両の立ち往生が発生し、通行止めの解除までに最大34時間を要した例もある。特に大型車の立ち往生が主な原因となり、甚大な影響が生じることが多く、運送事業者には徹底的に安全を確保するための措置を講じることを求められている。もし雪道において悪質な立ち往生が発生した場合には、監査のうえ行政処分の対象となる場合もある。

大雪が予想される地域では、公共交通機関でも、大規模かつ長時間にわたる遅延や運休が発生する可能性がある。大雪の場合は、テレワークの活用などを含め不要不急の外出を控え、外出が必要な場合には、十分な時間的余裕を持って行動する必要がある。