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ソニーホンダの新EV「AFEELA 1」発表 26年納車開始で8.9万ドルから

ソニー・ホンダモビリティは6日(米国時間)、「AFEELA」ブランドとして販売する初のEV「AFEELA 1」(アフィーラ ワン)を発表した。同日より予約を開始し、2026年中旬の納車開始を目指す。価格は8万9,900ドルからで、特定の機能と装備の3年間無料サブスクリプションを含む。予約金200ドルでのオンライン予約受付を開始した。なお、日本市場でもFEELA1の納車開始は2026年内を予定している。

AFEELA 1は、ソニー・ホンダモビリティ(SHM)初のEVとなる。先進のソフトウェアと高性能なハードウェアを融合するほか、AFEELA 1上でクリエイターとの共創やソフトウェアアップデートを通じて、進化を続けていく。

AFEELA 1には、運転負荷軽減などを実現する先進運転支援システム(ADAS)とモビリティとのコミュニケーションが可能な対話型パーソナルエージェントを搭載する。

SHM独自のADAS「AFEELA Intelligent Drive」は、AFEELA1に搭載されている40のセンサー(カメラ、LiDAR、レーダー、超音波センサー)が周囲をセンシングして収集するデータと、最大800TOPSの計算能力を持つ電子制御ユニット(ECU)を活用し、AIによりPerception(認識)、Prediction(予測)、Planning(行動計画)の各工程で運転支援を提供。出発地点から目的地点での駐車まで、エンド・ツー・エンドの経路でドライバーの運転負荷を軽減する。

AFEELA 1が常時モニタリングしている周辺環境および運転状況は、Unreal Engineによりビジュアル化されたADASビューやマップとしてディスプレイに表示。ドライバーに安心・安全な移動体験を提供する。

室内には、アプリやエンタテイメントコンテンツを楽しめる独自のサウンドシステムとディスプレイを備え、それぞれのシートに応じて最適に配置される。アプリは、SpotifyやAmazon Music、Audibleなどのエンタメサービスに対応する。

対話型パーソナルエージェント「AFEELA Personal Agent」は、AFEELA 1の室内において、対話を通じて車載機能を音声でコントロール可能。また、エージェントとの会話を楽しんだり、行動計画の提案を受けることもできる。ドライバーにパーソナライズされたエージェントが、能動的にコミュニケーションする。

エクステリアとインテリアは、調和のとれた普遍性を追求したデザインで、内装には原料の一部に植物由来原料や再生材を使用する高品質な機能性素材を採用。インテリア表面積ベースでは約70%の再生材を採用。ボディ鋼板やこれまで難しかったシャシーの一部にも再生材を使用している。

室内は、「Mobility as a Creative Entertainment Space」をコンセプトに設計され、乗る人それぞれのシートに最適化された独自のサウンドシステムとディスプレイで、多くのアプリやコンテンツを楽しめる。ソニー・ホンダモビリティ独自のノイズキャンセリング技術により静粛性を向上するほか、最適に配置したスピーカーとソニーの立体音響技術(360 Spatial Sound Technologies)により、没入感のある音場で高品質なオーディオ体験を提供できるという。また、社外のクリエイターやデベロッパーと協力し、走行・車両データを活用したモビリティならではのエンタテインメント創出にも取り組む。

AFEELA 1は、「AFEELA 1 Origin」と「AFEELA 1 Signature」の2ラインで展開。いずれも、AFEELA Intelligent Drive、AFEELA Personal Agent、エンタテインメントコンテンツ、車両をデジタルでカスタマイズできる様々なテーマセット、5Gデータ通信を3年間無料のサブスクリプションで利用できる。

AFEELA 1 Signatureの納車開始は2026年中旬から、AFEELA 1 Originの納車開始はそれ以降となる。価格は、AFEELA 1 Originが8万9,900ドルから。AFEELA 1 Signatureは、21インチホイール、リアエンタテインメントシステム、C-CMS(センターカメラモニタリングシステム)を装備し、10万2,900ドルからとなる。カラーは、「Tidal Gray」、「Calm White」「Core Black」の3色展開。

充電は、テスラのスーパーチャージャーネットワークを利用可能で、航続距離は最大300マイル(AFEELA 1 Origin北米仕様車)を目標に開発している。