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メルカリ、売れ残っても業者が買い取るサービス

メルカリは、他事業者と連携し「メルカリ」に出品されている商品を買い取る「買取リクエスト」を開始した。第1弾パートナーとして、大黒屋と、Belongの「にこスマ」と連携し、買い取りを開始する。今後もさまざまなパートナーと連携を拡大していく方針。

「買取リクエスト」では、「メルカリ」で出品している商品にメルカリから買取リクエストが届き、買取価格が提示される。出品者がその価格で売却を希望する場合、通常の取引と同じように商品を発送し、メルカリ側が商品を受け取り商品に問題ないことが確認されると、買取が成立する。

メルカリは、ユーザーから買い取った商品を提携事業者に売却する。「買取リクエスト」の利用料は、通常の個人間取引と同様、出品者から10%の手数料が徴収される。

買取価格は、メルカリと提携する買取事業者が査定を行なう。これまで「メルカリ」に出品し売れ残った商品を、自身で買取事業者に出していたユーザーは、今回の仕組みを利用することで、「メルカリ」に出品しながら事業者に査定してもらえ、出品を継続するか、その買取価格ですぐに売却をするか選択できる。

また、出品情報と実際の商品が変わらないことが確認されると、オンライン査定時点の価格でそのまま買い取られる。このため、事前査定と実際の査定の差分がでることもないとしている。

今回のサービスを提供する背景には、メルカリに出品されるアイテムのうち、一定数は売れ残り、「捨てる」「タンスの肥やしにする」といった結果につながっていることが挙げられている。これまでよりも“商品が売れる体験”の向上を図るほか、メルカリの出品を取り下げて買い取りに出す手間を省き、メルカリで完結できるようにする。