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YouTube、テレビで毎日「10億時間超」視聴 スポーツや子ども向けが伸長

YouTubeは、今年1年間のテレビ画面における視聴動向を発表した。世界中で、リビングルームの大型画面を通じてYouTubeを楽しむ動きが広がり、1日あたり累計10億時間以上がテレビ画面経由で視聴された。

リビングルームがエンターテインメントを楽しむ場となった年で、特にスポーツや子ども向けコンテンツを中心にテレビ画面での再生時間が著しく伸長。スポーツ関連は、前年比で30%以上の再生時間増加を記録した。ビデオクリップからハイライト、試合後のインタビューまでを1カ所で確認できる利便性が今回の伸長に寄与している。テレビを介したポッドキャスト視聴も拡大中で、1カ月あたり累計4億時間以上がリビングルームのデバイスから再生された。

さらに、YouTubeは「Watch With」の試験運用を開始。Watch Withはクリエイターが試合やイベントで、視聴者に向けてライブ コメンタリー、分析、リアルタイムのリアクションを提供できる機能で、自分専用のスポーツキャスターが一緒に観戦しているような体験が得られるとしている。本機能は初期段階で、家庭向けにも順次展開するとしている。

チャンネル登録などの操作性向上にも取り組み、テレビ上での視聴中に直接[チャンネル登録]ボタンを押せる機能をプレーヤー内に追加。初期テストではテレビ経由のチャンネル登録が40%以上増加するなど、一定の成果が出ているという。

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