JR東日本、統合ID「JRE ID」を25年2月開始　モバイルSuicaからID統合へ

JR東日本は、グループの統合IDサービスとなる「JRE ID」を2025年2月から開始する。「モバイル Suica」を皮切りに多くのJRE ID東日本のデジタルサービスにおいて、同IDを活用していく。

JR東日本のIDは、モバイルSuicaやえきねっと、ビューカード、JRE MALLなど様々なサービスで別管理となっているが、このIDを統一の「JRE ID」に集約する。まずは、'25年2月にモバイル Suicaで対応開始し、2027年度までに「えきねっと」などの各種IDをJRE IDに統合。シームレスな利用を可能とする。Suicaへのチャージだけでなく、きっぷ予約やオンラインショッピング、経路検索など様々なサービスでJRE IDを活用していく方針。

2月のJRE ID提供開始以降は、対象サービスの新規登録にはJRE IDを利用していく。また、各サービスに既存のIDでログインしている場合も、順次JRE IDへの切替を促していく。

JR東日本では、中長期ビジネス成長戦略「Beyond the Border」の中で、Suicaアプリを軸にした一体的なサービス展開や生活シーンに応じたSuica活用を2028年度から計画している。そのための統合IDとなるのが「JRE ID」となる。