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NAVITIME、電車遅延時「迂回ルート」の駅間徒歩移動強化で時短

ナビタイムジャパンは、「NAVITIME」「乗換NAVITIME」「NAVITIME forスゴ得」「乗換NAVITIME forスゴ得」の4サービスで、電車遅延・運休時の「迂回ルート検索」機能を強化。徒歩での駅間移動を考慮した新たなルートを提示することで、迂回の選択肢を増やす。

従来の「迂回ルート検索」は、運休区間回避を前提としながらも、乗換時の徒歩移動は極力避ける傾向があった。結果として、徒歩なしのルートは見つかるが、到着までの時間が長くなったり、想定より遠回りになったりするケースも生じていた。今回の強化では「徒歩で移動可能な駅間乗換」データを新たに約19,000件生成して反映。この追加データによって、少し歩く必要はあるものの、結果的には全体の移動時間や距離を抑え、より早く目的地に到達できる代替ルートを検索できるようになった。

背景には、近年、自然災害や設備点検などを契機とした鉄道の運休・見合わせが増加している状況がある。直近5年では運行停止件数がおよそ1.25倍に拡大し、計画運休や緊急対応が日常化しつつある。こうした環境下では、利用者側の需要に応じて、多彩な迂回手段を提示する必要性が高まっているとした。

「NAVITIME」はドアtoドアの総合ナビゲーション、「乗換NAVITIME」は電車やバス、飛行機などの公共交通に特化。「NAVITIME forスゴ得」「乗換NAVITIME forスゴ得」はNTTドコモの「スゴ得コンテンツ」加入者向けで、同等の主要機能を提供している。