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Apple Intelligenceが更に進化(英語) iOS 18.2と最新macOS
2024年12月12日 00:11
アップルは12日、Apple Intelligenceの機能を強化したiOS 18.2、iPadOS 18.2、macOS Sequoia 15.2を提供開始する。iPhoneやiPad、Macにおいて、AIを活用した様々な新機能が利用可能になる。
Apple Intelligenceは9月のiOS/iPadOS 18.1、macOS Sequoia 15から対応開始しているが、最新機能が追加される。今回英語の対応を拡充しているが、日本語対応は2025年4月以降となる見込み。
Apple Intelligenceの新機能は、Image Playgroundによる画像生成のほか、Genmojiによる状況に合わせた独自の絵文字を作成、Writing Toolsの新しい機能強化により文章調整など。さらに、iPhone 16/iPhone 16 Proユーザーは、カメラコントロールの視覚的インテリジェンス機能により、周囲の環境について瞬時に詳しく知れるようになる。
また、ChatGPTがWriting ToolsとSiriに統合され、ユーザーはアプリを切り替えることなくChatGPTを活用できるようになる。
12日からは、Apple Intelligenceが米国だけでなくオーストラリア、カナダ、アイルランド、ニュージーランド、南アフリカ、英国の英語に対応。今後、中国語、英語(インド)、英語(シンガポール)、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語、ベトナム語などに対応予定で、最初の更新は2025年4月を予定している。なお、日本でもデバイスとSiriの言語を英語に設定すれば、英語では利用可能となる。
Apple Intelligenceは、iPhone 16/16 Plus、iPhone 16 Pro/16 Pro Max、iPhone 15 Pro/15 Pro Max、A17 ProかM1以降を搭載したiPad、M1以降を搭載したMacで利用できる。
Apple Intelligenceの新機能
Image Playgroundは、テーマ、衣装、アクセサリー、場所などのコンセプトを基に画像を生成できる機能。3Dアニメーション風の「アニメーション」や「イラスト」などスタイルにあわせた画像を作成可能で、Freeform、Keynoteなどのアプリとも連携する。
Genmojiは、Emojiキーボードに説明を入力するだけで、独自のEmoji(Genmoji)を作成できる機能。複数の選択肢の中から好みのGenmojiを選択できる。友人や家族をモチーフにしたGenmojiも作成できる。
「メモ」アプリには、新機能の「Image Wand」を追加。下書きを丸で囲むだけで、ラフなスケッチを画像に変換できる。ノートの書いた図表を洗練された形で使えるようにする。
文章作成のWriting Toolsでは、リライトや要約などの機能に加え、新たに「Describe Your Change(変更内容の説明)」に対応。ユーザーが希望する変更内容を指定できるようになる。例えば、パーティの招待状を“詩”のスタイルに書き直すといった使い方が可能になる。
また、iOS/iPadOSとMacのWriting Toolsにおいて、ChatGPTアクセスに対応。アプリを切り替えることなく、ChatGPTを活用できるほか、Siriが直接応答を提供できるようになる。なお、同機能を使うためにChatGPTのアカウントは不要。