PayPay、スマホ標準カメラアプリでのQRコード読み取りに対応

PayPayは、スマートフォンのカメラアプリでPayPayのQRコードを読み取って、そのままPayPayで決済ができる機能を10日から提供開始した。ユーザーは決済前にPayPayアプリを開かずに決済できるようになる。

iPhoneとAndroidの標準カメラアプリから、PayPayのQRコードを読み取り、決済できる仕組み。お店のQRコードを読み取るユーザースキャン方式(MPM)のみで対応する。

カメラでQRコードを読み取ると専用のWebページに遷移し、「PayPayアプリに行く」をタップするとPayPayアプリが起動。PayPayアプリの支払画面で金額を入力して、「次へ」をタップして店員が金額を確認、支払いを実行する仕組み。

なお、OS標準のカメラアプリ以外のアプリはPayPayの動作サポート対象外。また一部同機能が利用できないPayPay加盟店のQRコードもあるが、その場合は従来通りにPayPayアプリからQRコードを読み取る。

PayPayによれば、スマホの操作に不慣れな人など、PayPayアプリからQRコードを読み取る仕組みを知らずに、カメラアプリでQRコードを読み取って失敗するケースが多数発生していたという。今回カメラアプリからのQRコード読み取りが可能となったことで、スマホやPayPayアプリの操作に不慣れなユーザーでも、簡単かつ手早くPayPayで決済できるようになるとしている。

なお、遷移先の専用Webページには一定の制限を設けており、制限を超えるとエラー画面に切り替わる。そのため、誤って同じQRコードを何度も読み取って連続で決済したり、不正利用などは防止できるとしている。