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PayPay、他社クレカ利用停止を一旦撤回 25年夏までは利用可に

PayPayは、QRコード決済アプリの「PayPay」で他社クレジットカードの利用停止を延期し、'25年夏以降に新たな利用方式を提供すると発表した。当初は'25年1月より「PayPayカード(ゴールド含む)」以外のクレジットカードの利用を停止する予定だった。

新たな利用方式の提供は'25年夏以降を予定しており、それまでは今までと変わらない方式で利用可能。新たな利用方式については、'25年春に詳細を発表する。

今回の案内では、他社クレジットカードを改めて登録する必要があること、国際ブランド(Visa、Mastercard)との協議次第で、利用料を負担する可能性があることが説明された。ユーザーの利用状況によっては負担が生じない方法も検討中としている。

PayPayでは、'18年10月のサービス開始以来、他社クレジットカードによる決済サービスにおいて、各国際ブランド等が定めている手数料が、決済システム利用料を上回っている状態が続いていた。そのためPayPayカード以外のクレジットカードの登録を不可とする方針を'23年5月に表明したが、ユーザーからの声を受け、'25年1月まで延期。今回再び延期するとともに、手数料負担等について説明した形となる。

銀行口座やATMからのPayPay残高へのチャージや、PayPayカードによる「PayPayクレジット」の利用は、'25年以降も利用料は無料。他社クレジットカードを利用する場合、買い物やキャンペーンで「PayPayポイント」の付与特典が受けられず、「送る・受け取る」機能を使った個人間送金や一部のサービスでも利用できない。

PayPayカードと他社クレジットカードの比較