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LINEアルバムの画像誤表示問題 影響範囲は13.5万件

LINEヤフーは5日、11月28日に発生したLINEの「アルバム」で、他人のサムネイル画像が表示されてしまう不具合について、影響範囲や原因について発表した。他のユーザーのアルバムに、自分のアルバムのサムネイルが表示されたユーザーは日本国内で約7万人(海外を含め約13.5万人)、自分のアルバムのサムネイルに、他のユーザーのサムネイルが表示されたユーザーは日本国内約5.5万人(海外含め約11.4万人)と推定している。

不具合は、LINEのアルバムのサムネイル画像を作成するシステムのアップデート時に、同システムに関するプログラムの不備により発生した。

LINEのアルバムでは、画像を長期保存するため、投稿から35日以上経過した画像を圧縮変換して保存している。この圧縮したアルバムの画像をサムネイル画像に変換する工程で、処理が集中した際に、画像のデータが混在した状態で変換処理が行なわれ、他のユーザーの画像が混在したサムネイルが表示されたという。

発生条件は以下の2つの条件をかけ合わせた対象となる画像で、0.3%以下の割合で、誤ったサムネイル画像の表示が行なわれたという。

  • 不具合が発生した11月28日時点で、アルバムの作成・画像の追加が、35日以上経過している場合
  • システム上で本不具合が発生していた時間帯(11月28日17時50分~23時42分)に、アルバムへアクセスした場合*

*トークルーム上に投稿されたアルバムの作成・画像の追加に関するサムネイルの表示は含まない

なお、この不具合の原因となる機能は「アルバム」でのみ使われ、サムネイル画像にのみ影響するため、アルバム内の元の画像やアルバム以外のサービスでの画像の閲覧には影響はないとしている。

不具合の修正は、11月30日に完了。現在は、すべてのアルバムでサムネイル画像が正しく表示されているという。

LINEヤフーでは、ユーザーへの謝罪とともに、不具合の対象となった画像に含まれる内容によっては「プライバシー等権利の侵害や不正利用の懸念など、二次被害の可能性がある」と説明。ユーザー側でも、不具合表示時のスクリーンショットなどを削除するよう呼びかけている。また、iOS/Android、Windows、Macの各LINEアプリの更新も推奨している。