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南海・泉北相互間の運賃値下げ 初乗り二度払い解消
2024年12月4日 17:24
南海電鉄と泉北高速鉄道は合併に伴い、南海電鉄と泉北高速相互間における普通運賃および定期運賃について、2025年4月1日に値下げする。南海電鉄の運賃表を適用することで、初乗り運賃の二度払いを解消する。
南海電気鉄道と泉北高速鉄道は'25年4月1日に合併し、泉北高速鉄道線は南海「泉北線」となる。このタイミングで運賃を値下げする。
値下げ額は、普通運賃(大人)が最大150円、通勤定期運賃(大人1カ月)が最大12,470円、通学定期運賃(大人1カ月)が最大5,640円。平均値下げ率は、普通運賃(大人)が-7%、通勤定期運賃(大人1カ月)が-23.5%、通学定期運賃(大人1カ月)が-38.8%。
'25年3月31日までに、有効開始日が4月1日以降の定期乗車券等を購入した場合、現行の運賃が適用される。特例払いもどしとして、'25年3月31日以前に購入した、有効期間の終了日が4月1日以降の南海電鉄・泉北高速相互間の連絡定期乗車券は、引き続き使用して、有効期間終了後に定期券発売窓口において「払いもどし対象期間」の定期運賃の差額(日割り)を払いもどす。払いもどし対象期間は'25年4月1日~有効期間終了日、窓口での払いもどし対応期間は'25年4月1日~'26年3月31日。払戻手数料は無料。
なお、値下げ後の運賃で乗車券を購入したい場合は、4月1日初列車以降に購入するよう呼び掛けている。
南海電鉄のみの各駅相互間、泉北高速のみの各駅相互間の運賃の変更はない。また、泉北高速内の小児IC普通運賃(一律50円)は継続するが、運賃計算方法の変更により、南海電鉄と泉北高速相互間利用の場合はこれが適用されず、現行運賃より高くなる場合がある。深井駅~難波駅の場合、現行では200円(泉北50円+南海180円-乗継割引30円)だが、新運賃では210円(深井駅から難波駅までの大人普通運賃の半額)となる。