ニュース

Meta、AI需要増で原子力発電強化へ SMRや大型原子炉検討

Metaは、米国において2030年代に1~4GWの発電能力を確保するため、原子力発電事業者を選定する提案依頼書(RFP)を発行した。

AIイノベーションと持続可能性を支えるため、電力網の拡大と、新しい信頼性の高いクリーンエネルギー開発が必要としており、RFPでは「小型モジュール炉(SMR)または大型原子炉のいずれか」についての募集を行なっている。

AIを稼働させるためのデータセンターには今後、膨大な電力が必要とされる。Metaはこの取り組みにより、新しい原子力発電所の利用可能性を加速するほか、複数のユニットを展開することによるコスト削減や、Metaの将来のエネルギーニーズに対応しながら、より広範囲の産業における脱炭素化を推進していく。

大手テック企業では、AI投資の拡大などでエネルギー需要が増加し続ける中、新たなエネルギー源として原子力への投資を進めている。今秋以降、MicrosoftやGoogle、Amazonらが相次いで原子力発電を強化する方針を明かしている。