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遠州鉄道、クレカのタッチ決済乗車を全駅とバス全車両に拡大

静岡県 浜松市の遠州鉄道は、遠鉄バスの一部で実施しているタッチ決済対応のカードや、同カードが設定されたスマートフォン等による乗車サービスの対象を、遠鉄電車の全駅およびバスの全車両に拡大する。浜松市の南北を結ぶ遠鉄電車は2025年3月1日、遠鉄バスは2月上旬より順次開始する。

タッチ決済対応カードの対象ブランドは、Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯。Mastercardは順次追加予定としている。

遠鉄電車で利用する際は、タッチ決済対応のカード(クレジット、デビット、プリペイド)や、同カードが設定されたスマートフォン等を、入場時と出場時にタッチすることで、そのまま改札を通過し乗車できる。タッチする端末は、遠州鉄道独自のICカード「NicePass」の端末と同一。

遠鉄バスで利用する際は、タッチ決済対応のカードや、同カードが設定されたスマートフォン等を、乗車時と降車時にタッチすることで乗車可能。乗車時にタッチする端末はNicePassの端末と異なるが、降車時はNicePassと同一で運賃箱上の端末にタッチする。

遠鉄バスのタッチ決済乗車は、3月に路線バスの一部、中部国際空港直行バス「e-wing」全車両、都市間高速バス「e-LineR」全車両で先行実施していた。今回の拡大でバス全車両が対象となる。

タッチ決済乗車サービスの実施には、遠州鉄道のほか、三井住友カード、JCB、レシップ、QUADRACが協力。タッチ決済には、三井住友カードが提供する公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用する。